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投稿実験レポートNo.280
深夜バス、高速道路移動中に車のエンジンが炎上すると客はどうなるか?



投稿文章
●実験動機
 あるわけない(汗)


●実験目的
 ただ友人の実家に遊びにいこうと思っていただけなのに……


●用意するもの
  1. エンジンの整備がなっていない深夜バス
  2. 本人


●実験
 とりあえずバスに乗る
 このとき、某地方番組で、ひどい乗り物だと散々けなされている深夜バス生まれて初めて乗れるという事実に、どきどきと胸を高鳴らせる。
 途中、パーキングエリアにとまるのか、だとか、車内は湿っているのかだとか、いろいろ期待してしまう。
 友人は、このときビールを片手に鼻歌まじり。

 21時近く
 眠気が襲い始める。その欲求に従い、熟睡。

 22時ごろ
 起床。椅子は座りごこちがいいのだが、なぜか起きてしまう。
 隣に座っている友人が……

友人「今から寝ると早くに起きてしまうからまだ起きておいたほうがいいよ」
 と、忠告を受ける。
 が、その忠告もなんのそのと寝てしまう太平楽な俺


 23時ごろ
 ガソリンくさい中、寝ている。友人に起こされると、紫色の煙が
 徐々におちていくスピード。ぎょっとする

「なにがあったのさ」
友人 「なんか、エンジントラブルみたいだよ」
「エンジントラブルぅ?」
友人 「そうみたい。あ、止まった

 この後、乗客全員バスを下ろされ、クソ寒い中ガードレール外に立たされる。

 30分経過。
 警察とJHの車両が到着。事故調査。
 乗客はこのあと30分、寒い中立ちっぱなし。
 たちまちブーイングの乗客。
 テレビ局の取材車も到着。
 取材を受ける。
 さらにそんなこんなで30分経過。
 女性から順に警察車両(高速道路用のヤツ)にのせられ、近くにあるJHの建物まで移動。
 深夜バスの会社の人がやってきて、差し入れ
 カップラーメンであった(鬱)。
 薄ら寒い建物の中で、さらに2時間待たされる
 幸いにして、バスが炎上ということにはならなかったので、荷物室の乗客の荷物は燃えずにすんだ模様。

 あけて2時30分ごろ。
 バス会社が自社のタクシーを連れてきて、目的地まで運ぶとのこと。
 タクシーに大の大人4人が乗り込み(後部座席に3人……)、その後5時まで移動。
 タクシーが増えて幸い3人になり、さらに4時間。フェリーも乗り継いでようやく目的地に到着。

 結局このあと、バス会社からは謝罪の菓子箱をもらい、そのとき働いていた会社の寮へ謝罪の手紙が送られてきていた。


●総評
 あんまりといえばあんまりな旅であった
 深夜バスに乗るときは、いざというときのために食糧を買い込んでおこう。飲み物も重要だ。
 荷物は可能な限り少なく、手荷物ですませてバスの貨物室には置かないこと。
 最悪、大事な荷物は手荷物にしておくことが肝心。
 何事も、最悪の事態は想定しておく必要がある、とこのときは学んだ。
 けど、それが今に生かされてもおらず(笑)。

 もう深夜バスには乗りたくねーっ!
 でも、乗らなきゃならないときは乗るんだろうなぁ(苦笑)。


管理者の意見,感想

 深夜バスには、事故等のための渋滞に陥った時のために、あらかじめ水と食料、毛布などは十分に用意されています。
 だから必要以上に警戒することはない‥‥んだけど、今回みたいにバスそのものが事故った時は‥‥、珍しい体験をしたと思ってあきらめましょう。
 ま、飛行機や船とかでのエンジントラブルじゃなくってよかったやん!

by 神楽坂博


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