[<=] [] [↑↑] [=>]
投稿実験レポートNo.071
カレッジスクールの電話勧誘についていくとどうなるか?




投稿文章

 これは以前神楽坂さんがしていた、
電話勧誘の「事務所まで来てお話聞きませんか?」 本当に行ったらどんな目に会うのか?
 という実験と非常に似ています。
 電話勧誘ということは全く同じなんですけどね。
 ただ行く場所が違うということで投稿してみました。


●用意したもの
  • 好奇心旺盛な2人の友人(1人は天山カット、もう一人は自称ビジュアル系)
  • もう一人の自分(もう1人の自分とは、すぐに相手のペースに持っていかれてだまされそうな性格です。)

●内容
 始めは友人にかかってきた1本の電話からでした。
謎の女性その1(女1)「こんにちは○○さんですよね?」
天山カット(天)「はいそうですけど」
女1「私トリ○○○ーアカ○ミーのK島といいます。あなたは我が校の厳しい審査を通りました。まずは説明だけでも受けに来てください。」
天「はい・・・。いつですか?、それと友人も連れて行っていいでしょうか?」
女1「PM5時からです。やる気のある方なら連れてきてもいいですよ」
 そこで選ばれたのが僕とビジュアル系の2人。
 天山カットとビジュアル系と金髪(僕)ですよ。どうみても勉強とは無縁そうです。


 場所は大阪の梅田です。地下鉄御堂筋線の○番出口からでてすぐのところです。

 ビルの中のある階を全部使ってるんですけどすごかったです。すごい中途半端でした。
 全部で35台のパソコン、大阪校だけで1000人ぐらいの生徒がいるというのに35台で全てをカバーできるのでしょうか?不思議です。
 この学校は1年間100時間という限られた時間の中で好きな時間帯にきて勉強するというものなんですが、5人入れる英語教室が3つと6,7人入れるパソコン教室が3つでした
 どういうことでしょうね〜、とても1000人もの生徒をカバーできるとは思えませんでした。

 施設の説明を一通り受けた後仕切りがある部屋で1対1の話し合いがありました。

謎の女性その2(女2)
「今日はきていただいてありがとうございます。今から少しの時間ここの方針やシステムを説明させてもらいます。
 我が校では100時間制を取り入れてます。1年間に英語もしくはコンピューターの授業を100時間とっていただきます。無事1年間に100時間受講していただくとめでたく卒業というわけです。
 ここでの英語の授業はTOEAC(?)で680点以上取れる授業をしています。先日受験された方は720点とりました。
 コンピューターの授業はシステムアドバイザー(?)の3級に合格出来る授業をしています。その他の資格もここの授業をうければ簡単に取ることができます。」
僕「すごいですね〜、僕パソコン全く使えないんですよ(嘘)」
女2 「ではどの程度使えるのか実際に体験して頂いてもらいます。」

 コンピュータールーム

女2「まずワードを出してください」
僕「ワードってなんですか?(嘘)」
女2「パソコンにあるワープロソフトのことです。使ったことありませんか?」
僕「はい全くありません(嘘)

女2、とても困った表情で
「誰でも始めはそうですよ。でもここで1,2回授業を受けると独学の方の3ヶ月分ぐらい勉強したことになります。」

 こんなやりとりが1時間ぐらい続きました。
 向こうはマジで何も知らない人と思ってたので少しに罪悪感が・・・。結構美人だったし。

女2「実際に入学してもらうにあたってなんですが・・・」
僕(き、来たー、待ってってました!
女2「入学金など諸経費を合わせまして69万3千円です。もちろん分割も出来ます。」
僕「高いですね」
女2「しかしそれだけの価値は絶対にあります。自分に投資すると思えばとても安いですよ。
 ここでこのお金を払って勉強するだけで就職が有利になります。」
僕「少し考えさせてください」
女2「わかりました、私は少し席を外しますね」

 10分後・・・さっきとはまったく違うおばちゃんがきました。

おばちゃん「どうなん?入りたいん?」
僕「結構高いですし・・・」
おばちゃん「それって逃げてるだけちゃうん?そんなんやったらあかんで、ほんまに」
俺(ほっとけくそばばあ
おばちゃん「あんたいつもそんなんなんやろ?だから指定校推薦で学校はいったんやろ?違う?」

 ちょうどそのとき、右斜め前から怒鳴る声が・・・。
 その声の主はビジュアル系の友人でした。

ビジュアル「あ〜そーや、どうせ俺はおまえのいうダメ人間や!
女3「いえそこまではいってないです。ただこのままだとダメになってしまうと・・・。
 その才能を眠らせとくのはもったいないと思っただけです。」
ビジュアル「うっさい、だまれ!汚いやり方しやがって、お前ら俺をいれたいだけやろ?
 どうせ金のためやもんな〜。言うたらええやん、『私達はお金のために学生を騙してる』って言ったらええやん。

女3「今日はお引取りください」
ビジュアル「そんなん言われんでも帰るわ!二度とくるかこんなとこ!
 なんでこんなだっさい眼鏡かけたオタクのやつしかおらんねん!
 二度とくるか!

 ビジュアル系はそういうと生徒にからみながら帰っていきました。

おばちゃん「知り合い?」
僕「いえ、まったく
おばちゃん「さっきの続きやけどここでやらんかったらどこでやるん?なあどこでやるん?」
僕「どこですかね〜?」
おばちゃん「そんな風にいつもどんなことも適当にやってきたんちゃう?
僕「そうですね〜」
おばちゃん「なんでそんなんなん?はっきりしなさいよ」
僕「わかりました。
 僕実はパソコン普通に使えます。少なくてもここにきてだらだらしてる連中の数倍使えます。
 英語は苦手ですけど。
 ここに来たのは別に入りたいからじゃないです。HPのネタにするために来ただけです。
 熱心な説明はありがたいですが全く入る気ありません。先ほどのシスアドの件ですがあの資格はいい本を1冊買って勉強すれば取れる資格だと聞きました。
 まあそういうわけで今日はHPのネタのためだけに。」
おばちゃん「・・・・・・・・・
僕「そういうわけなんで僕は帰ります」
 そういって帰りました。
 まわりの人も結構呆気にとられてました

●結果
 自分の中では成功です。
 色んな話が聞けたし、最後に相手のあ然とした顔が見れてよかったです。
 友人は2人ともブチギレで帰ってましたけど
 今度は違うところで挑戦したいです

●感想
 4時間ぐらいいたのですが初めの1時間はとりあえず誉めまくります。そして次の2時間でシステムの説明です。ここではいいことしかいいませんね。
 最後の一時間は相手の欠点をみつけ攻撃してきます。資格がないとどうなるかなど相手の弱い部分を集中攻撃です。
 ここで負けるとお金を払うことになるので気をつけてください。
 ここはまだ大丈夫ですがすごいとこになるとお金が絡んだ瞬間カタギでない人が出てくることがあります。
 これだけはほんとに気をつけましょう。


管理者の意見,感想

 私の場合、「HPで公開してる」って相手にバレたお陰で公開中止に追い込まれたらからねー。
 だから相手に「HPのネタ」ってバラすのは止めた方がいいよ(笑)。
 ま、とにかく。
 自信のない人は行かないに限るけど、でも結構楽しかったりするよ。まるで一人芝居見てるみたいで。
 一度ぐらいは試しで行ってみることをお勧めします。

by 神楽坂博


前のレポートへ 実験レポートのもくじへ トップページへ 次のレポートへ
inserted by FC2 system