レポート提出日 | : | 2000年12月10日 |
実験日 | : | 1994年夏、猛暑の日 |
レポート作成者 | : | Duo-R |
作成者のHP | : | Aboutでいこう!! |
●条件
・・・ | 1994年夏(かなりの猛暑だった)。 | |
・・・ | 神奈川県某所(親戚の家付近)。 | |
・・・ | 自分 | 中身が空の財布(泣) 買ってきたプラモデル(1/100 ウイングガンダム) |
●実験内容
その日親戚の家に来ていた僕は、何故かガンダムが作りたくなり(笑)、慣れない町を繁華街まで歩いて買いに行きました。
その帰りに「疲れたからバスで帰ろう」などと思ったのが運の尽き。親戚の家の近くの駅に着くはずのバスは、何故か(というか駅の名前間違えただけだけど(笑))正反対の方向に進み(この時点で「おかしいな」とは思ったが、「ま、こういうルートもあるんだろう」と、結局降りなかった)、気が付いたときには親戚の家からどれくらい離れたかすらもわからない全く知らない駅に着いていました。
しかも、ここまでのバス代で財布はカラ。
はっきりいって、どうしようもない状況でした・・・・・。
これからの事を考えながら何とか方向感覚を頼りに大きな通りまでまで出たとき、ふとあることを思いつきました。
『そんな事言っている前に交番に行け』という意見も聞こえてきますが、当時の僕は思いついたまま実行していました・・・・・・。
ここで猿岩石(しつこいようだが当時は現役)なら、目的地を書いた画用紙でも持って道端でアピールするのでしょうが、僕には画用紙すらないので、しょうがないので伝統的ヒッチハイクポーズ(親指を立てるやつね)をしながら歩いていきます・・・・・。
全く反応しない車。
ちらりと見るもそのまま走り去っていく車。
いろんな人がいましたが、止まってくれる車はありません。
・・・・・・しかし、現実は甘くはありませんでした・・・・・・・。
一時間たっても止まる車は現れません。
この日は猛暑だったので、Tシャツは汗で体に張り付き、絞れるほどになっていました・・・・・。
当然喉も渇いてましたが、飲み物を買うお金すらありません。
「(・・・・・し・・・死ぬう・・・・・・・・・!)」
「・・・・こ・・・これはもしや・・・・・!!!!!!」
・・・・・・石投げつけてやろうか?
子 「ねえねえお母さん、あの変なお兄ちゃん何???」 母 「こら、ああいう人を指差しちゃいけません!」 子 「え〜、何でえ?????」 母 「ああいう人と目を合わせちゃうとね、大抵ろくでも無い事になるの。
だから今度ああいう人を見かけても、指さしたり目を合わせたり、ましてや挨拶なんかしちゃだめよ!」子 「は〜〜〜〜い!」
さらにトボトボ歩くこと30分、「もうだめだ」と思っていた時に、またもやRVカーが傍で減速していました。
●結果
どうやら、他人目にみたら死に掛かっていたようです(笑)。
拾ってくれたのは若いカップル(夫婦?)で、それはもうアツアツYの方々でした。
クーラーのありがたみをことごとく感じながら詳しい場所を言うと、なんとお二人は行く道とは違うのにわざわざ目的地(親戚の家)まで送ってくれました。
●結論
ヒッチハイク実験、温あったかくなったら絶対やろうと思ってたけど(しかも長距離)、先越されたなぁ。
『警察で電話を借りて、親戚のウチに連絡して迎えに来てもらう』とか、『タクシーで帰り、着いてからお金を払う』とかより先に『ヒッチハイク』という方法を思いつくあたり、お金のない学生らしくてGOOD。 by 神楽坂博
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