レポート提出日 | : | 2002年11月2日 |
実験日 | : | 2002年10月初旬 |
レポート投稿者 | : | 氷魚 |
高校2年の秋。
・・・を無駄に過ごしていた友人が暇潰しに送りつけてきた遺書(のパチもん)。
それを見てふと思いついたのが、今回の実験です。
まずは用意した大きめの封筒を裏面のみ絵の具で真っ白に塗る。
友人Aから「葬式に出す白黒の水引(?)を付けては?」との発言もあるが色々面倒そうなので却下。
その間に、コピー用紙(A4)や厚紙等をきっかり100gの重さに揃え5組用意。
白い絵の具が完全に乾いたら、上から黒の太線を引き葬式の垂幕模様にする。
一時間後完全に乾いたので友人5名に一通ずつ、それぞれの筆跡で、
〒591−80○○
大阪府○市○○○丁○○○○郵便局留め ○○○○(わたしの名前)様 (黒の太い筆ペンで)遺書在中 |
と書き、裏に住所、名前、電話番号を書く。
郵便局から連絡が行くかも知れないので全て本物を使用した。(尚、実験に使われたのは全て府内住所)
普段メインで使っている郵便局では流石にやり辛いので、宛て先には少し離れた郵便局を選んだ。
5分後、妙に分厚い異常封筒が5通完成。
友人E | 「シマウマみてぇ・・・」 |
友人B | 「これ、なんかにひっかかったりしないよね」 |
友人D | 「大丈夫だって!!(妙に自信たっぷり)」 |
友人C | 「ほんまかい・・・」 |
友人A | 「言い出しっぺは○○(わたしのアダ名)だから(私達は)大丈夫だってば」 |
わたし | 「ま、出してくるのは皆だし〜・・・アハハハ(乾いた笑い)」 |
13時。
友人Cからレポートと称したメールが届く。
16時
友人Aより電話。
17時
家に友人Eが訪ねてくる。(Eには実験として日頃わたしが使っている郵便局から出してもらった)
18時
友人Bよりメール。
18時半
最後に友人Dより電話。
と、出す側はあまり問題にならなかったようだ。
問題は受け取り側である。
受け取りはわたしの誕生日翌々日でもある15日に行う事に決定、受け取りに行くときは郵便局に全員バラバラに入り待機。わたしが受け取る。
(※なにか起こった場合は全員突入で謝る)
なんか腰の低い作戦が完成。
誕生日翌々日にしたのは、受け取り時の証明書に誕生日が書いてあるのでそれもインパクトかと思っての事である。(当日、翌日は惜しくも日・祭だった)
10月15日15時
駅前に全員集合。
友人E | 「どうせなら届いてるか確認して貰おうよ」 |
わたし | 「もしもし、○○○○郵便局様ですか?私○○○○と申しますが、そちらに局留めをお願いした郵便物が届いておりませんでしょうか?」 | |
局員のおにーさん | 「少々お待ち下さい」(ごそごそ音) | |
局員のおにーさん | 「もしもし・・・・・・5通・・・こちらに届いております」(間は空くが元気に) | |
わたし | 「あ、そうですか、それでは受け取りに参りますので」 | |
局員のおにーさん | 「はい、宜しくお願いします(切)」 | |
全員 | 「・・・・・・・・・・」 |
15時15分
いよいよ時が来た・・・と新年を迎えるような晴れやかな気持ちで断頭台へとのぼる。
・・・否、郵便局のドアが開く。一人ずつ局内へ。
その時の心境は、
わたし | 「あの・・・局留めの郵便物を取りに伺いました」 |
局員のおねーさん | 「お名前と証明になるものを・・・」(にこやか) |
わたし | 「○○○○です(証明書を出す)」 |
おねーさん | 「あ、先程お電話頂いた方ですね?」(にこやか) |
情報は知れ渡っていた模様。
・・・・・・恐るべし、郵便局員。
わたし | 「・・・ハイ・・・」 |
おねーさん | 「少々お待ち下さい。 ○○さーん、先程の方がお見えに・・・」(元気に) |
局員のおにーさん | 「○○さんですね、こちら5通届いております!」(元気に) | |
わたし | 「(平然を装い)有難う御座います」 | |
局員のおにーさん | 「(にこやかに)罰ゲームですか?」 | |
全員 | 「「「「「!!」」」」」 |
・・・・・・・・・・・・・○○○○郵便局の皆様、どうもすいませんでした(涙)
完敗です。
プロには勝てん‥‥。
by 神楽坂博
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