レポート提出日 | : | 2002年10月1日 |
実験日 | : | 2002年9月24日 |
レポート作成者 | : | のび |
作成者のHP | : | のびのページ3 |
さて、何やろう。といっても私の頭では思いつかない。
あ、じゃああの肉16枚をはさんだヨッタマックをモスバーガーで作るか! しかも肉では面白くないからトマトで。
その名もヨッタモス!!
モスバーガーは1つ290円なので
よし、何はともわれ注文しないとな。
のび:「え〜っと、モスバーガー16個ください」
店員:「ハイ、かしこまりました」
…む、店員は意外と冷静だ。ここで店員の取り乱すような反応を見たかったのだが。だが、レジ打ち苦戦しているようだ。
ふっふっふ…動揺は隠せませんな。
カウンターの近くに座っていた女性客2人は
とかいう発言をしていたようがそんなものは聞こえない。
1Fは満席なので、2Fへ。おお、客がいっぱいいる。
ギャラリーが多いとやりがいもある。16個を作るのは時間がかかるので3個ぐらいずつに分けて持ってくるという。
5分後、まず3個やってきた。
ここで予想外の出来事が! 平たくないトマトが出現したのだ。
これでは積んでも不安定になってしまう!
簡単にこの実験を終わらせないという神の試練だろう。
とりあえずそのトマトは除外し、あとで乗せることにした。
数分後、さらに3つが到着し、すべて積み上げた。
待っている時間が非常に切ない…。
テーブルの上にありながら誰も手をつけないモスバーガー。
そして3人の中心にそびえ立つトマトがはさまれたバーガー。
周りの目もややこちらに向いてきたようだが、微妙に避けられているような気もする。
その瞬間、ぴきーーーーん。と、隣にいた子供連れと目が合ってしまった。
さぁどうする。と、その奥さんは突然
「これは何かの勉強ですか?」
…!!
勉強!?
こんな頭の悪そうな3人の辞書に「勉強」という単語はないはずだぞ。どこから勉強なんて言葉が出てきたのだろうか。
む〜。返す言葉がない。
こちらがまごついていると第2撃が!
「写真なんか撮って、絵でも書くんですか?」
ううーん。勘違いもはなはだしいなこの奥さんは。
この人となら世界を我が物にできるような気がする。
のび:「これは研究の1つなんですよ〜」
奥さん:「へぇ〜、そうなんですか。
これ全部食べるんですよね。
何かやってることが若いな〜と思ったりしたんですよ。」
…普通の「若者」はこんなことしないと思うのだが…。
と、援護射撃が浴びせられた。奥さんの目の前に座っていた子供が、
「トマトがいっぱい重なってて積み木みたい〜♪」
!!!積み木!?「それでは頑張ってくださいー」と言い残し、その親子は帰っていった。
親子が帰ると同時にモスバーガー4個が到着。
トマトの形が良かったので即積み。これで合計9個である。
が! ここで重要なことに気付いた。
土台となっているパンが、トマトの水分を吸ってふにゃふにゃになっている!!
これではやばい。と、慌てふためいているうちにまた3個到着。
ここでとりあえず土台と、真ん中のパンを他のものに交換。
しかし今度はトマトを積もうとすると横に滑って簡単に倒れてしまう。
パンに乗せた状態でトマトを回し、何とか安定させた。
ここからが本当の勝負である。
さて、最後の3個が到着。待っている間にも何度か自然倒壊。
ここからは細心の注意を払って積まなくてはいけない。
1個乗せるのに何度も積み方を変えたり、安定した状態を作らなくてはいけない。
そして16個目。1番最初に来た不安定なトマトを乗せなくてはいけない。
そぉっとそぉっと…。
よし! ついに完成!!
ということで、こんなバーガーが出来上がった。
これでは単なるトマトバーガーなので、肉8枚、トマト8枚の、真・モスバーガーもついでに作った。
さて、3人とも朝から何も食っていないので腹が減った。
完成と同時にモスバーガー解禁ー!! みんなもう獣のようにむさぼりつく。
16個あるので、1人5個がノルマである。
しかし、3個目あたりになると根をあげ始めてきた。
「…………………」。
みんな下を向いて、誰も発言しなくなった。
さっきまでとは違い、妙な静寂が辺りを包む。テンションは恐ろしく低い状態。
このままではどうしようもないので、余った3個は持ち帰って店をあとにした。
そんなこんなで実験終了です。
モスバーガー一個290円、16個で税込み4872円か‥‥。
by 神楽坂博
|
||