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投稿実験レポートNo.257
ストリップ小屋へ行ってみよう!



投稿文章

あれは何年前の事になるのだろうか?
ワタシがまだ20かそこらの頃だったから、7,8年前だろうか?
今思い返してもどうしてそういう経緯に至ったのかよく分からないが、ワタシは確かにそこにいた。
どうしてそんな事になったのか・・・ワタシ自身、自分に聞いてみたい(笑)
そして「酔い」というのはここまでヒトをチャレンジャーにさせるのか、と今更ながらに思う。
先に断っておくがこのレポートは実験というよりも、体験談である。
そう、『ストリップ小屋に行く』という(笑)


●用意するもの
  • 酔っ払ったワタシとその仲間たち(全て男性)
  • イキオイ
  • ソレを増長させる魔法の水(サケとも言う)


●本文
 その日ワタシは友人達といつものようにサケをあおっていた。
 ワタシはサケが好きで、オマケにカオに出ないという体質の為に、周囲はワタシが酔っ払っても気付かない。
 その結果、『フツーのカオの酔っ払い』という、あるイミとても始末に終えない状況が出来上がってしまうのだ。
 例えば、フツーのカオなのにパチンコ屋の「出血大サービス」と描かれたノボリを持ち、「これは釣竿です」と言い張ってタクシーに乗ったりとか。

 ・・・ハナシをモトに戻そう。

 いいカンジで酔っ払ったワタシ達は、夜の街を散歩していた。
 通りすがりの微笑ましいカップル達に

「天誅〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!」
 と、言いながら間を割って入れ、と指令を出しながら(笑)

 フと見ると、目の前にはなんとも淫靡な雰囲気漂う建物が。

「・・・入っちゃう?」
 そう、そこはまぎれもない「ストリップ小屋」であった。
 もちろん生まれて初めての経験であったが、魔法の水の力は多大であった
「入っちゃおう♪Y
 そう、かわいらしく、でもキッパリと言ったのは他のどの男性でもない、ワタシであった(笑)


 チケット(入場券か?)が幾らだったのかは忘れてしまったのだが、結構な値段だったのはキオクに残っている。

「おじさーん♪オトナ5枚下さいなー♪」
 ワタシはお茶目さを前面に出し、そう言った。
「・・・・・・・・・・・・・・」
 おじさんは聞こえなかったのか、ずっと新聞を読んでいる。
「おっじっさーん♪オトナ5枚だってばー」
 声に抑揚をつけ、更にお茶目さを前面にアピールしてみた。
「・・・・・・・・・・・・・・」
 おじさんはまだ新聞に目を落としたままだ。
「・・・ちょっとっっ!!、おじさんって呼んでんじゃんっっ!!!」
 周りの男性陣が、すぐに熱くなってしまうワタシをシンパイしたのか、抱えられてチケット窓口から連れ去る。
 その隙に他の男性陣がチケットを易々と購入。
 どうやらストリップ小屋は女性にはチケットを売ってくれないようだ


 薄暗い階段を男性陣にガードされながら登っていく。
 時折すれ違う客であろう男性から「ぎょっっ」としたカオで見られる。

「おねーちゃん、今日はオヤスミ?」
 と、気安く声を掛けてくるおじさんもいる。
「今日は非番なの♪」
 ワタシはカオがハデな為によく水商売系にスカウトされたり間違われたりするが、やはりストリップ小屋にいると踊り子さんに思われるようだ
 ・・・それでいいのか。ワタシ(笑)


 中に入ると、半円状のステージを囲むようにイスが配列されている。
 さすがにまん前に座るユウキはなかったのでちょっと後ろの真ん中の座席をゲットする。
 やはり女性が珍しいのであろう。客のおじさん達の視線が熱い。
 そしておもむろにステージは始まった。

 大音響と目に突き刺さりそうな照明の中、一番手の踊り子さんが現れた。
 若くてキレイなおねーさんで、当時の自分とそんなに年齢は変わらないであろうと思われた。
 おじさん達が、

「ヒューヒューヒュー!!いいぞうっっ!!!!」
 と、歓声を上げるので、魔法の水の効果も手伝い、負けずギライのワタシも
「いいぞうっっっっ!!!!」
 と、ステージ上のおねーさんを応援する事にする。
 今のシラフの状態で考えれば
「(ワタシって一体・・・・・)」
 と、思わず遠くを見つめたくなる光景である。
 オヤであったら腰を抜かしているに違いない。


 薄いヒラヒラの衣装を一枚ずつ、しかしもったいぶって脱いでいく踊り子さん。
 それはある意味、芸術と言っても過言ではない美しさであったと記憶している。
 上半身が生まれたままの姿になり、さっきまで熱狂的に応援してたおじさん達もかぶりつきである。

 そして、とうとう踊り子さんはおパンツだけになってしまった。

 実は

 ワタシはストリップというのはここまでだと思っていたのだ。
 おパンツはつけたままで音楽に合わせてエロティックに踊る職業だと思い込んでいた。
 
 次の瞬間、ぽーんと踊り子さんのおパンツは客席に投げられた

「??????!!!!!!」
 ワタシは一瞬ナニが起こったのか理解できなかった。
 ぱっかーーーーーーーーんと踊り子さんはクルクル回っているステージ上で見事な開脚をやってのけたのだ
「!!!!!!!!!!!!!」
 自分のモノだって見た事ないのに、どうして他人様のタイセツなトコロを(笑)
 パニックに陥ったワタシは
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
と、一目散に出口目掛けて走り出していた。

 そして出口だと思ったカーテンをシャっと開けると、なんとそこは次に控える踊り子さん達の控え室であった

「アンタっっっっ!!!!ナニしてんのっっっっっ!!!!」
「ひええええええええ、すっっすいませえええええええええんんっっっ!!」
 ワタシは今度こそ出口に向かってまっしぐらに逃げ帰ったのであった。


●結論
  • ストリップは女性にチケットを売ってくれない
  • ストリップはおパンツも脱ぐ(当たり前っちゃー当たり前か)
  • 踊り子さん達の控え室は実は客席に近い、結構シケた場所である(ソコだけかもしれないけど)
  • 開けると怒られる(当然だろう)


●追伸
 ソープランドは女性はダメなんだろうか?
 いや、自ら実験する気はないが(笑)


管理者の意見,感想

 実は『男と女、ホモ映画館に一人で入るとどっちが危険?』のとき、最初のホモ映画館に入園拒否された時に「じゃ、ストリップ小屋に入る!」って話があったのね。
 でも、「周りのお客さんに悪い」って事で中止になったのよ(正直なところは、私がビビってたからだけど)。
 だって、もし自分がストリップ見に行ったとして、隣の席に女性がいたら‥‥。イヤじゃん?、やっぱり。
 だからなのか、ストリップ劇場やポルノ映画館などは、たまに『女性入場禁止』ってところがある。
 でもその逆に、女性だけ料金サービスや特別シートとかの店もあるけどね。
 えー、ともかく女性化の方。
 ストリップや成人映画を見に行くのは良いんですが、そのときは周りの客はなるべく見ないようにしてあげましょうね。
 それが「やさしさ」ってもんですから‥‥

 ところで、ソープランドは‥‥。行ける方に100円!

by 神楽坂博


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