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投稿実験レポートNo.251
両腕を拘束したまま一日過ごすとどうなるか!?



投稿文章

●動機
  • そこに紐があったから。
  • 根本的に意味はない。
  • 結構辛いから。辛いなら結論が出るとおもったから。
  • その場のノリ。
  • アホな事に、紐を見て、「ただ実!」に投稿できそうだと思ってしまったから。


●用意するもの
  • 紐。(これがないと始まらない
  • 拘束される自分。(必須
  • 誰かに注意されても意志を貫き通せる心
  • 根気
  • できるだけ見つからないようにする技


●実験までの筋書き
 私、順調だぜ・・・は正当な中学生であり、受験生である。
 そしてとある授業中、友人パー子(仮)が紐で自らの足にくくりつけていた。
 そして祖奴はおもむろに私に「ちょ、両腕拘束してくんない?」と言ってきた。
 そこで閃いてしまった。

「(両腕拘束していては普通の生活はまず送れないだろう・・・
 そうだ、そういう普通じゃ無い事をすると言えば・・・
 『ただ実!』だ!!

 と心の中で叫んだのがきっかけだった・・・。。


●1校時(拘束開始!)
「ねぇ、ちょっ、ウチの両腕拘束して。」
パー子 「え?あ、うん、いいけど・・・え、な、なに、なにすんの?」
「いいからいいから・・・・。よし。今日これで一日過ごす!題して
 『両腕を拘束したまま一日過ごすとどうなるか!!』

 というわけで早速拘束。両腕を合わせて手首を紐で縛っていきます。
 何重にも渡し、結び、ひっぱり、拘束完了。
 よしよし、1校時は金工系技術なのだ。というより1校時の最後の方に拘束したのだけれど・・・。

先生 「起立・・・礼・・・」
大勢の生徒 「ありがとうございましたー」

 さぁ、スタートの1校時が終わった。
 とりあえず先生に見つかると性質(タチ)悪いんで、隠す技術を駆使し、できる限り見つからないように、指摘されないようにする。


●2校時
 2校時は国語。
 普通の授業な上に、ノートとる必要なんざアタイには無いから教科書をいつも閲覧してるだけ。
 なんだ、普段からそこまで真面目に授業を受けてないからあまり支障ないなー。(笑
 って・・・そうじゃなくて、それじゃぁネタにならねぇーよ・・・
 そう思っていたところでアクシデント。今日は次の単元に入るのだ。国語で単元の移り変わりで最初に行う儀式の定番、それは・・・

本文の朗読

 こんなものが待ってやした・・・。
 しかも起立して読んでるよ、おぃ、みんな・・・
 そして、席順のため程なく自分の番がやってきた・・・。
 両腕は拘束されてます。
 手は机の下に納めてます。
 でも読まなければなりません

星子(仮)「ねぇ・・・そのまま読むの?え、大丈夫?とれば?」
 ・・・読みます!
 でも幸い先生はアタイ等の読むところを確認しながら聞くため、こっちはハナから見てません・・・。
 なら、いっかY

 教科書を開き、手に持って立ち上がり、そのまま朗読しましたさ。
 ええ、両腕拘束されたままね。

 それからはいつもの様に何もしないで教科書を閲覧しながらさんさんと輝く太陽の下、お昼寝です。
 しかし・・・事はそんなにうまくはいかないもので。
 両腕が拘束されています。ええ、動きませんよ。
 アタイは寝る時いつも、さりげなく気づかれない様に片手でシャーペンを動かしながら、片手頬杖で眼ぇ閉じて寝るんですけど・・・
 頬杖ができねぇでやんの。(涙
 仕方ないので、かなり慣れない寄っ掛かり寝をする。

 ‥‥辛い

「きーんこーんかーんこーん♪」

 ちょっと救われた。
 眠かった。


●3校時
 数学です。
 当然ノートとります。
 ノートはとる分に支障ないです。
 シャーペン握れるし、動かせるし字ぃかけるし。
 でもその姿はあからさまに違和感の塊です。
 それでも先生にばれないようにする、律儀なアタイ・・・
 ここは結構簡単に事が運んでいった。
 ノートをとるのもさほど大変じゃなかったし、イタくはないし・・・。

 結局3校時はいたってノーマルに通りすぎました。
 でも眠いよー。
 アタイは学校の1校時まるまる寝ないと駄目なのよ。でも1校時だけね。絶対に。
 だから眠い。
 仕方ないか・・・実験のためだ・・・


●4校時
 運命の4校時、・・・美術です・・・
 そう、あの絵を描いたりいろいろ作る、あの美術。
 両腕拘束されてるのにどないにして作品を作れっちゅーねんて!
 でも都合いいことに今回はアイディアスケッチだとかで。なんでも構図を考えるとかそんなもん。
 それでそのままー、スケッチなんかしてー、わーわーやってたら4校時終わった。

 ちょ、なんか・・・さっきからすげー肩が痛いんですけど・・・首も相当痛い・・・
 なんて思いながら、教室へ。


●給食
 ここが勝負所、給食
 さぁ「この状態でヒトは飯が喰えるのか」って言う実験にもつながりそうなこの実験。
 今日のメニューは‥‥
  • カレースープ的汁物
  • 長っ細い白身魚のフライ
  • パン
  • ゼリー
 です。

 なんだこの長っ細い魚は!
 パンにはさめとあからさまに語りかけてきてるけどアタイはそんなもん気にするタチじゃねぇ!!
 なんか・・・
 うまいとは言い難いが・・・まぁいいや・・・。

 カレー的スープものがとてつもなく喰いづらいでした。(涙
 ゼリーも一口で流し込みました。
 なんか体のどこか一部分でも不自由だとここまで支障が出てくるものかー・・・、意外と。
 で、ごちそうさま。うん、結構美味かったヨ。多分。


●5校時
 さぁ・・・そしてこれからが本日のメインイベントかつフィナーレを飾る授業・・・
 そう、それは・・・

研究授業

 です。
 そう、研究授業とは、ある一つのクラスに校内の先生の約4割くらいの教師が集うと言うあの授業です・・・。  担任の飯塚めしづか(仮)が運悪くもアタイ等のクラスにしようと上がった意見に反論できなかったが為に・・・・。
 そう、教師がぎょーさんおるっちゅーことは発見確率が極めて高くなるっちゅーこったわ。
 そして・・・授業が始まった・・・

 授業内容は当然担任の授業。つまり飯塚(飯塚めしづか(仮))の授業。即ち社会であった。
 プリントが配られ、俗に言ういつもの勉強方法、「調べ学習」がはじまります。
 うっ・・・な、なんか、猛烈に視線を感じずにはいられないんですけど・・・・。
 でも仕方ない。どんなに教師に囲まれていようと一日過ごす!!
 すると一匹の敵が我が軍に近寄ってきました

「調子はどうですか?」
「え、あ・・・、まぁ・・・。とりあえず今は考え中です‥‥」

 話しかけてくるんじゃねー!!元井げんい(仮)先生め!!
 うーん、思ったよりもやはり生徒の様子を見に来るもんだ・・・。
 だがこれで怯んではならない。実験なのだから・・・。
 それから、研究授業では定番になりつつある「班で話し合え」が始まり、机を班の形に寄せます。おお、これならアタイ等の手元とかが見えづらくなる上に、若干道が狭くなり先生がこっちまで出てこなくなるじゃないっすか。
 そんなこんなで、授業を進めるのであった・・・。
 ・・・眠いよー・・・肩と首が痛いよー・・・


●下校時間
 さて、ようやく一日のやる事が終わりました。
 いやぁ、肩と首が痛い痛い、何より眠い眠い・・・ほんと、死ぬ・・・眠い・・・
 でもやっと授業は終わった。帰りの会(ちゅーがくせーだから・・・)をしてさっさと帰ろう・・・。
 大丈夫、チャリ通(自転車通学)だけど別に事故なんか起こすほどアホやない。
 まぁ自転車を毎日毎日3年間使い続けてりゃ、誰でも手放し運転できる様になるって・・・。
 アタイかてチャリ通だけど普通に小説読みながら帰ったりするし。大丈夫、三年間無事故ですから。ご安心を。(笑

 そして、アタイは家路へと向かったのだった・・・


●結論
  • この実験は見た目より辛い。
  • 両腕が不自由なのでかなり辛い。とてもストレスがたまる。
  • 紐で拘束されているため、なんかじれったいし紐がすりすりうざく、苛々する。
  • 両腕を常に前にしている上、不自由なので血液の循環が悪くなり、それと関節に負担がかかるため、極度の肩こりと首こりをまねく。
  • ほんのわずかでも、不自由を体験することで、体が自由な自分達がいかに幸せか実感できる。


●最後に一言
 やり方も準備するものもとても簡単なので、興味がある方はその身をもって実感するがいいでしょう。
 「アホな事やってねぇで外せ」と言われる可能性が高いので、やはりヒトにさらすのはできる限り避けましょう。
 できればこのレポートを見た誰か、今度は背中側で両腕を拘束して一日過ごしてみてください。


管理者の意見,感想

 えーっと‥‥。
 とりあえず、結論で『がすりすりうざく、苛々する』ってなってるんで、安心。
 くせにならずによかったね〜!

by 神楽坂博


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