レポート提出日 | : | 2002年8月21日 |
実験日 | : | 2002年8月 |
レポート作成者 | : | ダキニ |
自分 | 「飲み放題いくらですか?」 |
客引き | 「○○○○円になります。」 |
自分 | 「コレって生ビールも飲めます?」 |
客引き | 「生ビールですか?それはちょっと・・・」 |
この大会を開催するにあたってどうしても譲れない部分、それは"生"ビールであること。
「生ビールしか飲まないんで」「こんだけ人数もいることですし」などといろいろと交渉した結果、通常の料金で生ビールの飲み放題できることに。
そして、ぞろぞろと大会会場となった歌舞伎町の北の家族へと移動。
会場に到着し、生ビールを人数分注文。ビールが届いた所で、大会主催者の先輩から挨拶。
大会の開始の号令がかけられ、皆一斉に飲みだす。
飲み始めると同時に、次のビールをみんな次々と発注。
2時間の長丁場とはいえ、やはり酔いだす前の前半戦が勝負所と感じたのか、ものすごいハイペースでみんな中ジョッキを空けていく。
男が15人もいてこんなことをやっているのだからそこはもう、ある種、戦場のような様相と化していた。
開始から10分ほどすると、胃はすでにビールでパンパンである。
もう次のビールが入るスペースなんてどこにもない状態。
そうなるととりあえずトイレにダッシュ。
まぁ、なにをしに言ってるかは言わずもがな(笑)
トイレから帰り、胃の中をすっきりさせた所で、またもう1杯。
しかしながら、4年生の先輩などはどちらかというと観戦者で余裕の表情である。
当時大学2年だった私は4年生の先輩に煽られ、3年の先輩2人とトップ争いしていた。
金欠だったこともありどうしても1万円の欲しかったので、私は必死で中生を空けていった。
3年の先輩も上級生の意地もあるのかなかなかペースが落ちてこない。
抜きつ抜かれつで、トイレに駆け込む頻度も上がっていき、その日、北の家族のトイレは見るも無残な修羅場となっていったのである。
もうこうなると、飲むために吐いているんだが、吐くために飲んでいるだかわからない。
開始から約1時間半、飲み干した中生はそろそろ20杯になろうとしていた。
3年の先輩のうち、一人は脱落していったのだが、まだ残る一人と私はデッドヒートを繰り広げていた。
もうどちらも限界にっ達しているのは明らか。
しかしここまで来るともう引くこともできず、相手の様子を伺いつつも、ビールを飲むしかなかった・・・
そして21杯目を私が飲み終えたあたりでついに相手は勝利をあきらめた様子であった。
勝ちを確信した私はその後制限時間終了までにもう2杯を飲み、結果として2時間で23杯の中生を飲み(そして吐き)、優勝賞金1万円をゲットしたのであった。
しかし大会終了後、記憶が途切れてしまいどうやって家にたどり着いたのかは定かではない・・・
リバース有り。
このルールが、勝負をおもしろく、且つ、激しいものに変えてると言っても過言ではないだろう。
by 神楽坂博
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