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投稿実験レポートNo.211-7
クロイツフェルトヤコブ病(狂牛病)についての一考察



投稿文章

●趣旨
 今回の報告は『実験』と言うより、来るべき『実験報告に向けての序章』のようなもので、厳密には実験報告ではありません。
 ただ、生活を通じて、人体実験を現在進行している、と言って良いのかもしれません。


●必要なもの
  • 自分の体


●プロローグ
 どうやら日本では一昔前、狂牛病騒ぎが流行ったらしい。
 また、なんかソレ(狂牛病)が有名になりすぎて牛肉の値が下がるわ、焼肉屋は相次いでつぶれるわ、吉牛は天丼出すわ、大変な騒動だった(らしい)・・・って言うかぜんぜん知りません。知ったかぶりしましたスイマセン。
 ただ「へー日本は大変だなー、きっと10年位したらみんな足プルプルしちゃうんだ・・・あははははは。」って思ってました。まぁ、ある意味、南海に隔離中の僕にはまったく関係のない話のように思いました。
 でも、「あっ、僕の家族や友達が発病したらちょっと笑えない。」とふと気がつき、ちょっと調べてみました。

  • 牛乳とか血や、肉にはほとんどその原因物質が出ることはない。
  • ヤバイのは、脊髄、神経系、脳をいっぱい食ってる人。
  • 普通に解体した牛肉で発症することはまず無い。

 なーんだ・・・ぜんぜん平気じゃん。

「帰ったら、国民総プルプルで、僕だけシャンと歩いてモテモテ・・・(でも女の子もみんなプルプル)
 というシチュエーションはまず即消えという事で、ちょっと残念なようなホッとした様な気がしたのを覚えています。


●現状説明
 ところ変わって僕の島・・・。って言うかこの島の食生活なんですが、いっつも肉ばっかり食ってます。
 まぁ、もともと人のお肉まで食べてたお国柄ですから、みんな肉大好きです。
 牛じゃなくてマトン
 牛は、宗教上の理由でインド人がうるさいから・・・と言うより、南半球にぽっかり浮いてる『白豪主義(白人一番、あと雑種)』とかいまだアホな事言ってるちょっと大きい某国。日本に「おいし〜ビーフ(古!)」とか売りつけてくるあのカンガルー王国のせいで、あまったマトン、しかも3級品サードグレードを安く下請けして、食っているわけです。
 1級の上質マトンはどこへ行くか?。そりゃもちろん、白人様が食べるに決まっています。
 僕らのような、
「発展途上国に住んでる現地の人達や、僕のような黄色いサルには、3級品でも食って喜んでやがれ!フン」
ってわけです。
 あぁ、そうですか、そうですとも、十分ですとも。
 だって、どうせ一級品輸入する国力なんてないし、だってこの骨付き肉うまいもん。
 そう、美味きゃいいんです、美味きゃあ

 ただ、解体の仕方が雑なのがちょっと難有りですね。
 ぶつ切りです。いやただのぶつ切りじゃなくて、例えるなら南斗水鳥拳のレイが「ひょぉ〜!!」ってやったあとの敵みたいに解体されてます。だから、必ず肉には骨がついています。というより骨に肉が付いているって言った方が正解です。
 もちろん首都の様な都会に行けば、『骨なしマトンカレー』を食べることができます。しかし僕の住むような田舎の島ではそんな贅沢品は食べられません。一口ごとに、頚骨や、大腿骨の欠片や、脊椎骨の欠片が、『がり!』ってなっていちいち出さなきゃいけません。もちろんチキンカレーもでっかい包丁でぶつ切りにしてるので、骨付きまくりです。
 いわば、骨なしカレーは僕ら田舎者の憧れでもあるのです。


●ただいま実験中!!
 僕は病院寮に入っているので、休日はそんな骨なしカレーを夢見たりしつつフラーッと町を渡り歩くのですが、普段は毎日、寮のご飯をいただいています。
 患者さん達には良い所を食べてもらわなきゃいけないので、僕らスタッフは、もちろんもっと食べ難い所を頂いているわけです。
 それは、まぁ当然です。
 何の文句もありません。
 ただ・・・食堂のおばちゃんが作るスタッフ用の得意料理は「脊髄のシチュー」・・・。
 背骨丸々3つぐらい入ってます。
 食べるところは周りに付着した肉と、白くてブヨブヨした脊髄のみ・・・
「食べるとこ無いやん!これ、80パーセント以上骨やん!」
 ・・・なんてことは気の弱い僕は決して突っ込みません。おばちゃんも、貧乏な国立病院の料理人として、在る物でなるだけ美味く作ろうと苦心してくれているのです。
 ウン、食べなれると脊髄も美味しいもんです。
 食べ方は、背骨の上からちゅるちゅるって・・・
 しかし・・・しかしです・・・。
 僕はハッと気がついてしまいました。

これってどうなん・・・そのクロイツフェルトヤコブ病(狂牛病の人体罹患名)的に・・・

 慌てて調べます。
 そう、狂牛病はもともとは牛の病気ではありませんでした。
 じゃあ、何か・・・
 です。

 ビンゴ!!

 しかも、輸出国は、例の白人主義者どもです。
 周辺のある小さな島国が、先進国の出す大量のCO2の引き起こす温暖化に苦しんでいるときも、

「何?海面上昇で作物が育たないから移民させて欲しいだと?
 それがホンマやったら今ごろシドニー海に沈んどるわ!
 あほか、来るな!
 とかを、お偉いさんが言っちゃうような国です。
 あんだけ土地あるくせに…(結局彼らはNZに移民することが決まったようです)。

 彼らが、僕らの食べる肉に気を配っているのか・・・
 んな訳ゃ無いですね。だって3級品だもん3級品。ポストハーヴェスト(輸出品にかける農薬)に絶対自分たちが口にしないようなキッツい薬かけて売ってる様な国ですもん。
 てことは何か?
 それを口にする消費者(お客様)の健康よりも、自分たちの商品の見た目が大事だってか?
 ふざけんな!!

 ・・・・言えません・・・そんな事・・・。
 だって、大国だもん。先進国だもん。コアラかわいいもん。
 そんなわけで、ただいま実験中、です。
 この国でマトン食い続けたら狂牛病を発症するのか?

 あぁ、このままじゃ、日本帰ったらモテモテ、どころか一人だけプルプルしちゃうよ・・・。
 イヤそれより、この国の人たち全員プルプルしちゃうんじゃないのか・・・?と今から心配でなりません。
 まぁ・・・結果発表は、十年後の『ただ実!』をお楽しみに!。


P.S:
 なんか全然実験ぽく無くてすみません。しかし、ここに報告しておけば、もし10年後発病しても「あっ、オイシイやん。」と自分を納得させられる気がするので・・・。
 関西人って、悲しい生き物ですね。。。


管理者の意見,感想

 んー、十年後どころか、一ヶ月後にこのサイトがあるかどうかすら、管理人でさえ疑問の今日この頃ですが‥‥。
 もしもなくなったら、だれかここのミラーサイト作ってください。
 本気マジでお願いします。

by 神楽坂博


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