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投稿実験レポートNo.211-5
本格インド(風)カレーを作ってみよう!



投稿文章

●はじめに
  • 僕の暮らす島にはインド人がたくさん住んでいます。”インド人=カレー”、この方程式に従ってレシピを入手、作成に取り掛かりました。
  • いつも不毛な実験報告ばかりを投稿しているため、たまには人の役に立つこともしたくなりました。
     結果は・・・まぁ、いつも通りでしたが・・・
  • この報告どおりに作成した結果、「美味しくなかった。」「おなかが痛くなった。」等の結果が生じましても、「運が悪かった」と言う事であきらめて下さい。


●必要なもの
  • 鶏肉         ・・・400グラムくらい。。。と思う
  • たまねぎ      ・・・1つ
  • ニンニク      ・・・2欠け
  • チリ         ・・・3つ(唐辛子で代用可・・・かな?(汗
  • 塩          ・・・3掴みほど 
  • HOTマサラパウダー ・・・大さじ2杯
  • ハルディーパウダー ・・・大さじ2杯
  • Elaichi seedsと Cloves ・・・えーっと…フィーリングに任せて少量(僕的
  • 『料理は芸術』という臨機応変な気概


●調理(実験?)開始!
 まずは、記憶を想起する
 この間教えて貰った内容をできるだけ思い出す。
 しかし、酒を飲みながらだったため、記憶が所々飛んでいる。
 まぁ、細かい所は気にしない方向でスタート。

正しい手順 現実
@  たまねぎを細かく刻む。ニンニクも細かく刻む。チリも塊が分からないくらいに微塵切りにする。
 この間にフライパンに油を引き暖めておく。
 たまねぎ、ニンニクを刻んだ時点で、チリを買い忘れたことに気がつく。
 が、気がつかなかったことにする
 油が切れていたので、マーガリンで代用する。
 良い匂いだ。
A  @で刻んだ野菜を、たまねぎが茶色くしんなりするまで鍋でいためる。
 炒める順番を完全に忘れる。
 わからないので、一気に鍋にぶちまける
 さっそく、マーガリンが干上がり、焦げ始める。。。
B  鶏肉を一口大に切り、鍋に加える。
 この時、塩を3掴みほど加え、大スプーンでマサラとハルディーを2杯づつ加えてよく炒める。
 緊急事態発生!、鶏肉が完全に腐臭を発しています。
 急遽、ベジタブルカレーに方針を変更。
 ナスビをぶつ切りにし、ついでに冷蔵庫にあったオクラも適当にぶち込む。
 焦げ具合が尋常ではなくなり、白い煙が立ち始めたので、やばいと思い水を投入。
 沈静化。
C  Elaichi seedsと Clovesを少しだけ摘み、混ぜ合わせる。香りをつけるため、マサラとハルディーをスプーン一杯づつ加え、塩で味を調える。
 よく火が通れば出来上がり!(だったと思う・・・)
 Clovesを入れるときに手がすべり、大量投与を行ってしまう。
 もし医療の世界なら患者さんが死んでいる位の量だ。しかし・・・まぁ失敗しても死ぬのは僕だけだろうから、あえて気にしないことにする
 ナスに火が通らない。オクラのせいで、妙に粘り気があり、糸を引いている。。
 味見をする・・・とんでもない状態になっていることが判明。
 少し混乱する。これから美味しくする為にどうすればいいのか考える。
「そうだ、困ったときは、日本の伝統に立ち返ろう!」と思いつく。
 首都に上がったときに、友人の家から貰って来た超貴重品「カツオだしの素」の投与を決定。
 果たしてこれで現状を、救えるのだろうか・・・


●結果(理想)
結果(理想)
 あふれんばかりのご馳走が目の前にひろがっている!
 どれもうまい。
 サイコーの昼飯だ。  あっ、なんか僕も現地人化してるし・・・
      :
      :
      :
 はい、もちろん幻覚です。
 ふう、・・・虚しい。


●結果(現実)
結果(現実)
 形容し難いオリジナリティー溢れる味がそこにあった。
 インド人もびっくりの過剰なスパイス、日本の心のだしの味、厳選され尽くされた材料の選定、それが最高のシェフ(自分)のスキルと芸術性により開花したのがこの料理だ!→。


●結果
 作った自分が言うのもなんだが、一見「う○こ」にそっくりだ。
 これが、かの有名な、しかし誰も作ったことのない迷料理「う○こ味のカレー」じゃないだろうか・・・と思えて仕方がない。
 単品ではとても食べられないので、白米を・・・と思ったが、飯を炊き忘れた事実に気がつき、やむなくインスタントラーメンをぶち込みカレーラーメンにする。

カレーラーメン!?

 事態、激しく悪化!

 ちょっと正視に絶えず、これはとても一人では食べきれない、と感じたため、現地の友人に試食を勧める。

僕:「料理作ったんだけどどうだ?」
友:「(鍋を覗き込み)すごい匂いだな・・・、何だこれ?!」
僕:「・・・日本の伝統料理、NANBAN-SOBA(南蛮そば)だ。食べないか?」
友:「うーん、また今度な・・・。」

万策尽きる・・・

 意を決して、一口食べる。
 涙が出そうになる。

 僕はこんな訳のわからない物を作るために週末の半日を無駄にしたのだろうか・・・。
 こんなの絶対カレーじゃねーよ。ラーメンですらねーよ。

 あぁ、Coco一のカレー、天下一品のラーメン喰いてーよー・・・

 ふと我に帰り、猛烈に日本食が恋しくなるが、涙をこらえ、完食。
 今回の実験のテーマは、そう、食べ物は大切にしよう。その一言に尽きる。


P.S.
 細菌繁殖が猛烈に進んでいた鳥さんは、病院で飼われている豚さんのいい栄養になりました。きっと、この豚さんもいつか僕のいい栄養になることでしょう。
 はぁ・・・まともな飯・・・食いたい・・・。


管理者の意見,感想

 日本の伝統料理の一つ、『南蛮そば』が、現地の人に間違って伝わらなかった事に一安心。
 異国文化は正しく伝えよう!

by 神楽坂博


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