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投稿実験レポートNo.210
中学生が電車で大人っぽい電話をしよう!



投稿文章

●注意
 前回のレポートを先に読んでから、こちらをお読み下さい。


●実験動機
 電車に乗っていたら前回色々聞いてきたオジさんが居たから。


●用意するもの
  • 人間‥‥‥‥俺
  • 金‥‥‥‥‥600円前後(電車賃)
  • 度胸‥‥‥‥俺的にはあまり無し
  • ケータイ‥‥auのヤツ


●注意
 出来たら前回のを読んでから読んでください。


●実験
 あ゛っ!!、あの時のオジさんだ。

 オジさんはオレの正面に座っていた。
 オレの体は無意識のうちに着メロを流した。

ピピピピピピピピピ(←再現できないけど何かのメロディーです)

「ハイ、オー、ニイハオ、チョンモイラー、チョギヌンサラハマサー
 ニーマイ?、カンクーカンクー」(中国語風のデタラメな言葉)

 通話終了。そして別の所に電話をかけるフリをする。

「おい高橋?なんであんな見積りを提出した会社にオレのケータイ番号教えやがった!
 イタリアの会社の見積りが一番安かっただろ!このヘボ!
 目先の一千万より10年後の10億を見ろ!あのイタリアの会社に電話つなげろ!」

・・・・・・・・・・

「オー、クリサターナ、オーラコンプレーノウナノーバ!サラクーナ、コリジーノ(イタリア語風)」

 通話終了

 ・・・・・・・・・やっぱり皆見てる
 するとオジさんがオレの隣の席に移動した。

「君、昔会ったよね」
「ええ、電車の中で」
「今日も取引?」
「ええ、一千万が動きます」
「へー、さすが・・・・・・・」←悲しそう
「と、言ってもボクはフリーのエージェントですから、決まった給料しか貰えませんけどね」
「決まった・・・・・・給料・・・・・・?」
「ええ、あっ、ちょっといいですか」

 オレはケータイを取り出した、そしてどこかに電話をかけるフリをした。

「あっ、もしもし先生?明日から学校、5日ほど休みます。
 えっ、ええ今度はパリですよ、風邪って事にしといてください、では」

 オジサンに声をかける。

「じゃあボクはココで」

 本来はココで降りるのでは無いのだが、、、、

 「はいじゃあ」オジサンが優しく言った。
 オレが電車を出るときオジサンが言った。

「私、君のヘボ部下と同じ名前の高橋だよ」

こんな運命的な名前の一致が有るのか?と思いオレはお辞儀をして電車を出た・・・


●結果
 緊張してオジサンの所を探れなかった。
 管理人サン!ゴメン!


管理者の意見,感想

 初対面の相手に、いきなり「えらそうだ」とか「年収は?」とか聞いてくるこのおっちゃん。
 ただの話好きのおっさんか、それとも‥‥。
 このおっさん、すごく気になります。今度会ったら、探りを入れて置いてね。

by 神楽坂博


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