レポート提出日 | : | 2002年6月23日 |
実験日 | : | 2002年はじめ |
レポート作成者 | : | ゆかり |
私が高2だった頃のことです。
一人でボサーっとドラえもんを見ていたら、電話がかかってきました。
いつもなら電話なんて出ませんが、今日は家に誰もいません。
とりあえず無視します。
1回・・・
2回・・・
3回・・・
10回・・・
11回・・・
15回・・・
:
普通なら10回で電話を切るはずです。
これはなにか緊急の連絡かもしれません。
急いで(急いでねー!)電話に出ることにしました。
私 | 「もしもしー」 |
相手 | 「あ、お母さんかゆかりさんいらっしゃいますか?」 |
しまった・・!
勧誘です。
切ろうか。でもなんだかおもしろそう!(ちなみにその人は若い男性)
私 | 「はい、ゆかりですけど?」 |
相手 | 「あ、ゆかりちゃん?(ちゃん!!) あのねぇー、かくかくしかじかなんですがー。」 |
何を話しているのか良くわかりませんでしたが、その大学入学を目的とした団体に入るとラジオに出演できるというところだけ聞き取れました。
笑えます。
思わず笑ってしまいました。
相手 | 「それでー、こうこうこうなんですー。」 |
私 | 「はいー。」 |
相手 | 「ところでさっき、なんか笑ってたよね?どうしたの?」 |
私 | 「だってなんかうさんくさい。」 |
相手 | 「うさんくさくなんかないよー。 ところでゆかりちゃんはどこの大学を目指してるの?」 |
私 | 「美術史勉強できるところー。」 |
相手 | 「ふーん。美術に興味があるんだー。誰がすきなの?」 |
私 | 「モロー!」 |
相手 | 「え?、あ、あはは。」 |
私 | 「知らないんですか?」 |
相手 | 「あはは」 |
モロー!ってマイナーでしょうか?
相手 | 「それで将来何になりたいの?」 |
私 | 「司書とかー。」 |
相手 | 「あ、本好きなんだ。」 |
私 | 「あと学芸員とかー。」 |
相手 | 「え、何て言った?」 |
私 | 「学芸員。」 |
相手 | 「・・・ところで今何やってる?」 |
学芸員という単語を知らなかったみたいです。
こんな人間雇ってて大丈夫なのでしょうか?。
というかこんな人間雇う会社信用できません。
しばらく話した後またうさんくさい話が始まりました。
ラジオの出演者を決めるから親と来てくださいとか言っています。
また思わずふきだしてしまいました。
相手も諦めたのか笑いながらの説明になっています。
相手 | 「じゃあ、また電話するからー。」 |
私 | 「はーい。じゃあ。」 |
数分後また電話がかかってきました。
さっきの面白さに味を占めた私はこんどは即座に出ることにしました。
相手 | 「もしもしー、お母さんかゆかりさんいらっしゃいますか?」 |
おじさんです。
「君」を「ちみ」とか言ってそうな声です。
私 | 「はい、ゆかりです。」 |
相手 | 「ゆかりちゃん(またもや、ちゃん!!)将来どうしようと思ってる?」 |
私 | 「とりあえず大学に行ってー、」 |
相手 | 「そうそう、そこです。 私たちの塾では『とりあえず』といったような言葉はつかわないように指導しています。そのような言葉をつかっているあいだは・・・」 |
私はその塾とは無関係です。
理不尽な言葉の規制を受けるいわれはありません。
私 | 「あのー、風邪を引いてて喉が痛いんで切ってもいいですか?」 |
相手 | 「ああ、風邪を引いたときはねぇ、いいことを教えてあげよう。 ホットレモネードを飲むといいんだよ。」 |
私 | 「ありがとうございますー。じゃあ。」 |
ホットレモネード・・・喉にしみそうですが・・・。
このレポートは結論が書かれてないけど、つまりは、 『風の時はホットレモネードを飲もう!』
って事ですね?
by 神楽坂博
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