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投稿実験レポートNo.194
人は死ぬ前に何を思うのか?




投稿文章

 読者実験リクエストに「人は死ぬ前に何を思うのか?」というのがありましたね。
 今、こうしてメールしているわけですから、私、生きています。
 当たり前です
 私は今回、

「人は「死ぬ」と感じたとき何を思うのか?」

ということでレポートさせていただきます。


 ちょうど1年前の事です。
 1週間程、肋骨のあたりの痛みが続きました。
 知りあいで肋間神経痛持ちがいて、その人と同じ症状だったのでかりつけの内科に行かずにペインクリニックに行きました。

 ペインクリニックでは担当の先生があらゆる病気の可能性を考え、レントゲンから果てはCTスキャンまで撮ってくれました。

「うーん、変な病巣も見られないので、肋間神経痛かもしれません。
 痛むところに湿布を張って様子を見て下さい。」
 で、湿布を購入したらホントに痛みが止まったのでそのまま放っときました。

 が、それがいけなかった
 1週間後の2001年5月28日夜から猛烈なだるさを覚えました。

 その次の2日間は会社の独身寮の自分の部屋で寝ていました

 翌29日にはだるさと腹の膨満感と激痛で動けなくなりました

 そして30日。
 この日も我慢したのですが、一向に良くならず、朝から番茶しか飲んでいませんでした。
 そして夜9時頃。吐き気を感じ、我慢できずにゴミ箱の中に。
 番茶とは違う臭いのするものを吐きました

 夜10時、我慢できずに寮の管理人さんに電話して、病院に連れて行ってくれるように頼みました。
 車に乗り込むためフラフラの状態で寮の外まで出たとたんに吐きました。
 この時自分の吐いたものを見ました。

黒い

 そして気が遠くなって行くのを感じました。
 この時に死ぬかもしれないことを感じました
 この時、

「たすけてぇ〜」

 と声にならない声で助けを呼びました。


 というわけで。
 私の場合は『死ぬ』と感じたときに、

「頼むから助けてくれ、誰か。」

と思いました。


●後記
 病院に救急車で担ぎ込まれ、十二指腸潰瘍であることが分かりました。
 吐いた黒いものは十二指腸から出た血でした。
 1ヶ月程入院して、今は元気に暮らしております。


管理者の意見,感想

 これだけは来ないだろうと思っていた実験テーマ、まさか送ってくるとは‥‥。
 しかし、死んだおばあちゃんが手招きしてるとか、走馬燈とか、そーゆーものはないのねぇ。
 それとも、今回は死ぬ手前ほどの状態ではなかったのだろうか?。
 というわけで、もう一回死にかけて再レポートお願い!。

by 神楽坂博


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