●実験方法

　吉野家で肉抜きをオーダーできるか？
　そして店員の反応は？

●用意するもの

吉野家

お金

自分

デジカメ（証拠写真撮影）

少しの勇気

●実験趣旨

　こちら（2001/04/07）が発端になって、こちらで大ブレイクした「ねぎだく」が大流行らしい。
　ねぎだくをオーダーすると、店員にマークされるらしいのですが、本当はマークされないらしい。
　ぢゃ、なんだったらマークされる？と、肉抜きにチャレンジしてみました。

●実験

　普通ではないものをオーダーするので、なるべく成功率が高まるように深夜の時間帯を選択。
　深夜２時に吉野家16号線こてはし台店に入店。
　店内には２０代男性が一人。もちろん、Ｕ字テーブルに着席。
　店員がすぐにオーダーを聞きにやってくる。

　店員の目を見つめ、自信満々に「並、肉抜きで」と、オーダー。

　一度は「はい」と、店員が返事をするものの、すぐさま「え？、肉抜きですか？」と、聞き返される。

「ええ、肉抜きです。あ、卵と味噌汁もつけてください」
「えっと、ねぎだけになりますが、よろしいですか？」

　当たり前のことを聞かれる。

「はい。できないですか？」と、えらそうに聞くと
「いえ、かしこまりました」と、返事。

　数秒して、今度は違う店員（先ほど店員より強そう）が「肉ぬきですよね？」と、確認にきた。

「はい、肉抜きです。だめですか？」（ちょっと弱気）。
「いえ、できますが、少々お時間がかかりますがよろしいですか？」
「はい、お願いします」

　そのまま、５分以上待たされる。

　一緒にいた友人の前には、とっくに「牛鮭定食」が来てた。
　店内には、カップル二人、テイクアウト牛丼を買いにきた若者が一人。先ほどの若い男もちらちらこっちを見ている。
　うーーん、間がもたない。

　すると、奥から店長らしき男性が
「本当に肉が一切れも入ってなくてよろしいのですが？」とでかい声で聞いてきた。
　負けずにでかい声で言い返す私。
「はい、一切れも入れないでください」

　待たされること１０分。
　ようやく黄金色こんじきに輝く牛丼が私の前に！

見事に肉が乗っておりません！！

　最後に、許可をいただいて、写真撮影。

　「なんかの罰ゲームですか？」と聞かれました(T_T)

●実験結果

「肉抜き」をオーダーするとすごく待たされる。

店員以外に、他のお客にもマークされます。

本当にねぎしかなく、汁もなくなるので、卵、味噌汁がないと完食が厳しい。

「ねぎだく」はかなりのオーダーがあるらしく、諸刃の剣ではないらしい

●感想

　ねぎにかすかにくっついていた『肉のカス』が愛しく感じました。
　やっぱり、牛丼はお肉があってこそ、だと思います。
　たまねぎだけをこんなに噛み締めて食べることは、これ先の人生で二度ないと思います。

　最後に、本当に「吉野家こてはし台店」の皆様、お世話になりました。
　無茶なオーダーにもかかわらず、親切、丁寧に対応していただきありがとうございました。

ねぎだく大盛りギョクは、ゴノレゴのお陰でメジャーになったからか、マークされないんですね。もう。 　と言う訳で、みんなで大盛りにくぬき、ギョクを流行らせよう。 　逆に、ねぎたくを注文するヤツを見つけたら、お前は本当にねぎだくを食いたいのかと小１時間問い詰めよう。 　「お前、ねぎだくって言いたいだけちゃうんか」と。 by 神楽坂博