レポート提出日 | : | 2001年11月18日 |
実験日 | : | 2000年8月某日 |
レポート作成者 | : | ぷー助 |
なぜか無性にやってみたくなったので名古屋の1号線から東京の日本橋までその日のうちに買った9800円の26号自転車(かご付き)でいってみました。
ひたすら1号線の道路の脇をキコキコ低速でこぎ続けるだけです。
名古屋中心辺りのビルやショップの間をこぎ続けていくとすぐにビルが見えなくなり、やはり1号だけ(?)あって道がでかい。
自動車道の片道が3車線ぐらいあります。
自転車もかなり通りやすい。
が、中心部も終わり名古屋から出るとやはりトラック天国になりかなりうざったく感じました。
名古屋から出てコキコキしてると電車が隣に走りながらいつの間にか三河安城付近。
ここもかなりゆったりとした感じの場所で、夏だったこともあり気分よく体もあったまり、ここら辺がおそらく一番安定してました。
そのあとは一路豊橋へ。
こぐのにちょっと疲れてきたなぁぐらいな感じのときに無事、豊橋到着。
おそらく4時間ぐらいたっていたことでしょう。
ここまでまったく難なしです。
とっとと東京に到着だぁ〜ぐらいに思っていたのでコンビニにもよらずひたすらこぎこぎしてました。
少し行った所で青い看板に"静岡200q"の文字が。
自転車で200qと言うととてつもない距離です。
やばい。静岡でも無理か・・・ぐらいの感じが出始めそれでも無意識にこぎこぎしてました。(笑)
そこで初の難関が。
自転車の道がなくなりました。(笑)
そこの土地にまったく免疫のない自分は1号線以外の回り道など考えもせずちょっと興奮状態で1号線の道の端の端のほうを車を避けながらこぎこぎ。
白い白線が淵にわずかにあり早く一般道に出たいな〜と思いつつトラックに恐怖しながらひたすらこぎこぎ。
下に出たときには改めて生きてたことを実感しました。(笑)
かなりこいでると浜松付近の1号線海沿いの方へ。
ここの海は天気のいい日だととても綺麗です
自転車を漕いでる事がここら辺で慣れ始め意識しなくなりました。
そして浜松の1号線そばにあったサンクス(なぜか非常に目立ったコンビニだった覚えあり)により水分補給。
その付近で長い橋の上に乗った覚えがありますが、名称を覚えてません。
かなり長い橋でした。
ここら辺からなぜか上下分かれる道が多くなり下で行こうにも途中で迷って詰り戻った覚えあり。
上の道路はまた厳しくやはり自転車の道はなし。
端にそってひたすらこぎこぎ。ここらへんからやけにリッパな畑が多くなり、ほのぼのとした道をやはり無意識でこいでました。(笑)
広い土地にチャリンコ(かご付き)でこぐのもまた空しくもありますが・・・・・・。
道はある程度確保されてるのですがやはり自動車onlyなのか長い上り坂に。
さすがに自転車で挑戦するアホはいないとでも思ってるのでしょう。
甘いぞ!国土交通省!
これがやけに長くひたすら疲れました。
さらに進むととてつもなくでかく長い普通道が。さすが200q(笑)。
周りはあまり覚えてませんがとにかく疲れたのを覚えてます。(笑)
登りの道もありこの方が近道なので自転車用の道がないことなど意識もしなくなりました。
直進あるのみ。
ひたすらこぎ続け暗くなってきたぐらいの時に残り50qとの青い看板が。
もう限界に達しかけていたのですが、なぜかやめることが出来ずこぎこぎ。
微妙な上り坂でもこの頃には立ちこぎでしか前に進まなくなったです。
そしてトンネル内部へ。
もちろん自転車道なんてあるわけない。
名古屋からの1号線の中でもっともやばく暗い道。
ちょっと淵の方が盛り上がっているのでそこを走行することに。
自動車道の方にこけたら本当に死んでたかもしれません。
さすがにやばいと思われたのかトラックやセダンからもクラクションの嵐。
ご忠告は結構なことですがこの頃にはまったく反応が無かったです。(笑)
長い登りとんねるが終わった頃にはすっかり真っ暗に。
ここら辺で自分の限界に達しました。
気力でこぐってこういうことを言うんですね。
そういえば朝から何も食ってないことが発覚したのでまたま見つけたラーメン屋に。
とにかく腹が減っていたので美味かったのが印象に残ってます。
1時間ぐらいここで休憩を取りあっけなく静岡駅の前を通り過ろうとしてた時に"東京200q"の青看板が。(笑)
ここまできたら途中でやめられず死ぬまでこぐことに。(笑)
もうやけくそで富士の方へ。
ここら辺の道はほどよく安定してました。
が、ここで問題発生。
やはりこぎ過ぎなのか値段相当なのか、自転車が何らかの理由でこぐのが極端に重くなって、しまいにはブレーキをかけながらこぐのと同じぐらいな感じに。
降りるのが面倒だったのか沼津を通り越し三島付近(ここら辺で朝日を鑑賞)までこぎ続け、いったん降りてすれてるところをイジって走り直してみると直りました。(笑)
やはり自転車でもメンテナンスは大事ですね。(笑)
そこからまた上の道を行ったり下ったりしながら最大の難関である箱根を突破に。
登っても登っても頂点が見えず自転車がキコキコ変な音を立てだし、うぐいすの鳴き声が無情に響きながらも緑の中を上り続けるとなんと1200mの頂点が見えたのです!
感無量!
この頃には体力はおろか気力すらも限界でした。
夏だと思ったのが悪かったのかめちゃくちゃ寒かった。
くだりは楽だったけど急カーブに注意。
ここらへんからは道が整いはじめ先に長いことこぎ続けると車の数も増え神奈川に入ったかな?と傍目にもわかるようになってきました。
長い小田原をひたすらこぎ続けてあとはほとんどの所で道が整ってる横浜を通過し東京の日本橋まで行くと1号線が終わった?(途切れた?)のでそこで終了です。
適当にこいでると駅らしきものがあったのでそこで自転車を捨て駅を乗り継ぎ新幹線で名古屋の自宅へ。
かかった日数約2日。
爆睡の後3日間筋肉痛に。
ちなみに5kgやせました。
自転車のその後は知りません。(不法投棄で処分されたと思いますが)
改めて新幹線のありがたさを身をもって体感しました。
注意・真似しない方がいいです。本当に無謀です。
また一切の責任はもてません。
真似しない方がいい‥‥。 by 神楽坂博
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