レポート提出日 | : | 2001年11月13日 |
実験日 | : | 2001年11月中旬 |
レポート作成者 | : | king.k |
作成者のHP | : | R拾萬 |
今回はネタの都合上、お店の名前は非公開、ということで一つ。すみません。
近くにお住まいの方はきっとすぐ気付くでしょうが。
引き返したいのを我慢してその店が存在する地下街の中央部へ歩を進めます。
そこでまず出迎えてくれたのが、床屋さんではお馴染のグルグル回るアレと券売機。そう、よく大衆食堂の入り口なんかでよく見かけるあれです。
券売機上部を見ていると「理容券」などと記されております。
中に入ると、そこにいたのは先客2名と従業員2名。
従業員は見た目は特に何の変哲も無い普通のオッサン達でした。
残念(何がだ)。
勝手が分からず立ち尽くしていると、オッサンの一人がこちらの存在に気付いたと見え、何も言わず一角を指差します。
そこにあったのは無造作に置かれた丸椅子と灰皿たち。
待っている間することが無かったので店の内部を観察。
敷地面積は散髪屋にしては広い方だったと思います。
かかっているBGMはオードソックスにAMラジオでした。
床だけは清掃が行き届いており光り輝いていましたが、壁は煙草のヤニで黄色く染まっているし、
縦横無尽に蝿が飛び回っているし、エアコンはホコリまみれだし、ハサミやら散髪用の櫛やら洗面台やらに誰の物だか分からない細かい毛がビッシリと付いていたりするところを見ると、どうも衛生面は決して良好とはいえないようです。
この辺りから更にオレの不安はつのりだします。
先客が1名帰り、オッサンが先ほどのように何も言わずオレの方を向いて散髪用電動シートを指差しました。
この頃にはオレにもこの店独特の空気が分かってきていたので、オレも特に何も言わず、先ほどの紙切れを渡し、席につきます。
で、
バリカンで豪快に髪をそぎ落とし、豪快に顔を剃り、豪快にシャンプーを済ませ、顔に何か塗りたくられて…
この間オレは生きてる心地がしませんでした。不安で。
まるでショッカーに怪人に改造されつつある民間人の気分です。
さて、なんとか表向きは無事に終りましたが、開始から終了の宣告を受けるまで(実は正確に測ってませんでした。惜しいことをした…)わずか20分弱でございます。
み、短ッ!!。
ちなみにオレを担当していたオッサンはこの間終始無言。
やっぱり愛想ねぇのな。
で、完成した髪形なんですが…、なんとこれが普通のスポーツ刈り!!
ぬあああああああッ、なんてこったぁ!!。
これじゃあそこら辺のオッサンじゃないかッ!!
激しく鬱になりました。
しかし、悲劇はこれで終りません。
こんな頭ではオモテを出歩けそうに無かったため、とにかく何か頭を隠す物を購入しようと近くのファッション街へ向かう途中のことだったんですが。
何となく頭を掻いて、手を見ると…、細かい髪の毛の残骸がビッシリとついてるんだね、これが。
「は、ハメられた!!」
あの豪快なシャンプーは一体なんだったんだッ!?
勿論家に帰ってからシャンプーし直したのは言うまでもありません…
ダブルで鬱になりました。
床屋で変な髪型にされた時、どうすれば良いか? by 神楽坂博
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