[<=] [] [↑↑] [=>]
投稿実験レポートNo.112
バニーガールの格好でスキーをしよう!




投稿文章
●序章
 高校時代の仲良し4人組が久しぶりに集合。
 バニーガールやミニのワンピースなどでスキーをした時のまわりの人たちの反応をレポートします。
 春スキーだったので寒くはなかったのですが、さすがにこのコスチュームで人前に出るのはとっても恥ずかしかったでーすY
 妻子ある中年男たちにとっては。


●実験内容説明


●実験
・一日目
 スキー場麓の更衣室のトイレでそれぞれの衣装に着替え、その上にジャケット、オーバーパンツを着用。この段階ではお互いに下に何を着ているのかも知らない。唯一、ガールズYというコンセプトは統一。
 あとで、猿は違うのではという声もあがったが、、メス猿ということで落着。

 数本足慣らしのあと、一気に山頂へ。
 山頂付近にあった雪上車の陰で、上に着ている物を脱ぎ、カツラをかぶり、変身
 この時が死ぬほど恥ずかしく、どーしようかと思った。
 他の三人をチラチラと横目に見ながら、半ばヤケッパチというか開き直りというか、とてもひとりじゃできない。
 滑り始まってしまうと、もう諦めの境地。楽しむしかないという感じで、だんだん落ち着いてきた。

・二日目
 初日の恥ずかしさはどこへやら
 今日は朝から着替え、初日にはできなかったメークもバッチリY。宿を出る時から気合十分
 冷静にまわりの人の反応を楽しむというか、挑発したりする余裕も出てきた。
 滑っている時よりも、リフトに並んでいる時とか斜面の途中で休みながら、いろんな人と話をするのが楽しみになってきた。


●実験結果1(人々の反応)
・外国人
 着替え終わったばかりの我々に、照れくさそうに笑いながら一番最初に近づいてきた人。
 デジタルカメラで写真を撮ってくれた。

・スキー・スノボーをしながら、我々に追い抜かれていく人たち
 格好は変でも滑り自体は華麗。かなりのスピードで一般スキーヤーを追い越していく。
 驚いてバランスを崩す人、停まって友達に教える人、呆然と見送る人。
 近寄ってくる人はいたが、追いかけてくる人はいなかった。

・リフトの係員
 極めて好意的Y
 「風邪ひくなよ」とか「頑張れよ」とか声をかけてくれる。
 拍手で迎えられたこともあった。
 多分、退屈しているんだと思う

・スキーパトローラー
 待機小屋から全員がものすごい勢いで飛び出してきた
 最初は、このまま逮捕されるのではないかと一瞬あせったが、大騒ぎして一緒に集合写真を撮ったりして、これも大歓迎

・子供たち
 極めて冷たい反応
 決して見てはいけない、目を合わせてはいけないという感じ。こちらからアプローチすると飛ぶように逃げていく。
 ただひとり、指差しながらゲラゲラ笑っていた少年がいたが、この子以外は、関わり合いになっては大変という態度で、これは意外

・若い女の子
 一番積極的に話し掛けてくるのが若い女の子たち。
 スキーやスノーボードは下手くそなくせに、一生懸命こちらに向かってやってくる。
 ワーワー、キャーキャー、質問やら記念写真やらで騒々しい。リフトから手を振ろうものなら、大騒ぎで応えてくれる。
 普段はモテないおじさんたちとしては、これだけでもやった価値はあった

・若い男の子
 ちょっと引いた感じだが、興味津々というのは伝わってくる。
 ただ、あまり話し掛けてはこない。
 大勢で来ている中で一同代表という感じで、一緒に写真を撮らせてくれなどと言ってくる人はいる。

・年配の人たち
 比較的平然と、しかしニコニコと普通に話し掛けてくれる人が多い。
 それもちょっと照れながら
 中には、我々の格好のことには一言も触れずに、当たり前にただ世間話をしていったおじさんもいた。
 そのおじさんの連れていた子供の居心地の悪そうなことったらなかった

・スキー場のレストランにいた人たち
 お昼時のレストランは混んでいてなかなか席が見つからない。
 我々がウロウロすると、ちょっと騒然という感じになって、次々と写真を撮りたがる人が現れる。
 レストラン中の視線を一身に集めているようでスターにでもなった気分。
 なんだ、なんだというはっきりした視線の他にも、素知らぬ振りをしながらもこちらが気になって仕方がないという視線も。

・同宿のスキーヤー
 浴衣に着替えた我々が、夕食時に今日はこういう事をやったという話をしたら、ウケたものの半信半疑という感じ。
 そこで、ひとりが再びバニーに変身して見せたところバカうけ

・賄いのおばちゃんたち
 上記を見て、これまたバカうけ。死ぬほど笑っていた。

・チケット売り場のお姉さん
 ポスターの前での記念写真のシャッターを押してもらうよう頼んだところ、快く応じてくれたが、立場上ちょっとよそよそしい態度を無理に維持していたかな

・タクシーの運転手
 スキー場から宿へのタクシーの運転手さんは、一瞬動揺を見せたかに思えたが、勤めて平静を装っていた。
 しかし、極めて口数は少なかった

・宿の親父
 この人が一番恥ずかしがっていた
 二日目、スキー場に行くのにタクシーを呼ぶという我々に対し、「こんな恥ずかしい奴らをとてもタクシーには乗せられない、自分で送っていく」と言ってくれたが、しっかりサングラスをかけ、板を車から降ろす時もものすごい勢いで手伝ってくれ、大げさに手を振る我々の方を振り向きもせず走り去った。


●実験結果2(質問の内容)
「どうしたんですか?」
「何かあるんですか?」
「撮影ですか?」
というのが、圧倒的に多かった。

 最初は我々も適当な答え方をしていたが、結構納得してくれたのが、「罰ゲームですよ」というやつ。
 途中からは、答えを

「春ですから」
に統一した。

 ふたりのバニーガールの跡をぴったりとトレースするミニのワンピースに近づいてきて、

「あなたは、あの人たちの保護観察のお姉さんでしょう?」
訳のわからないことを言ってくる人もいた。

 バニーガールと話していて、ちょっと離れたところにいたワンピースに向かって

「そっちの人、女の人ですよね?」
と言ってくれたお姉ちゃんに、ワンピース感激Y
 キックターンを連発してサービス。


●反省
 バニーガールの耳はカチューシャになっているのだが、スピードを出して滑ると飛んでしまうので、ヒモで鉢巻のようにしばって留めていた。
 これをきつくしすぎて、バニーのひとりが気持ち悪くなってしまった
 最初は原因がわからなかったが、ヒモを緩めたら程なく回復。頭にヒモのあとがクッキリ残るほど締めていた
 今度やるときは気をつけよう。


●結論
 基本的には、みな好意的で楽しかった
 普通のスキーではあり得ないような、知らない人たちとのコミュニケーションがたくさん生まれた。
 また、スキーはスカートでやるのに適しているスポーツだということを発見(脚を揃えてやれるスポーツって他にないのでは?キックターンで男を挑発することもできるし)
 天候にさえ恵まれれば、春スキーは薄着に限る。


管理者の意見,感想

 どんな恥ずかしい事でも「罰ゲームです」って答えたらそれだけで納得して貰えます(実証済み)。
 ですから皆さん、恥じることなく恥ずかしい事をしましょう!

 なお、このスキーツアーの様子をもっと詳しく知りたい方は、HP”面白い変人たち”へGO!

by 神楽坂博


前のレポートへ 実験レポートのもくじへ トップページへ 次のレポートへ
inserted by FC2 system