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投稿実験レポートNo.103
『俺は客だよ?』もどき




投稿文章

●序章
 管理者作成実験レポートNo.16に、「おれは客だよ?」競技会!?というのがあります。
 また,マクドナルドのハンバーガー100個とスマイルの注文は、対人実験の基本中の基本、登竜門(管理者さん談)だそうです。
 今回はこれらにならい、
客としてのわがままを、どこまで笑顔で聞いてもらえるのか?
 を、とんかつ屋で実験しました。


●実験方法
 今回のわがままは、ご飯とキャベツのおかわり自由な店で、一人の店員に対して、ご飯とキャベツのおかわりを続けることです。
 具体的な方法は、
客1 :「ご飯のお代わりお願いします」
店員:「かしこまりました」
(数分後)
店員 :「お待たせしました」
と笑顔でご飯を渡す店員。
 そこですかさず、
客2:「僕もお代わりお願いします!」
 と、同じ店員に茶碗(またはキャベツの皿)を差し出します。
 私が店員なら、「(同時に出せよ!)」って思うところですが、これを繰り返して、何回で笑顔が消えるのかを実験しました。
 水のおかわりは、あまりに失礼かと思い反則にしました。


●実験1
 10月13日(土)の12時ごろ、ほどほどに混んでいるとんかつ屋「かつ勢本店津店」に、20代の男6人(tanuki,M,A,Y,K,O)で行きました。
 テーブルについて注文し、全員のメニューがそろい、5分ぐらい経ってからいよいよ実験スタートです。
 まず、感じの良さそうな同世代の女性店員をターゲットに、一人目のMがおかわりを頼みます。
 その後の反応は、次の通りです。

●実験1の結果
1回目(M、ご飯おかわり)
 普通の笑顔で対応してくれた。
2回目(A ご飯)
 特に驚く様子なし。
3回目(tanuki キャベツ)
 同上。
 3人が別々におかわりしてもまったく当たり前のように対応するので、同一人物(tanuki)がキャベツに引き続きご飯をおかわりしてみる。
4回目(tanuki ご飯)
ちょっと笑いながら茶碗を受け取る店員。でも笑顔!
5回目(Y ご飯)
 さらに笑顔で、「かしこまりました。」

 何度やっても対応に変化がないので、一旦実験中止。
 驚くどころか、むしろ楽しそうに対応してくれました。
 きっとこんなことする客が大勢いるんだろうな。
 しかし、これは店員の質に依存する実験なので、別の店員にも実験するべきだ!
 ってなわけで、今度はより若そうな新人っぽい女性店員をターゲットに変更して、同様の実験をしてみました。


●実験2
 次は、より若そうな店員をターゲットに、一人目のKがおかわりを頼みます。
 その後の反応は、次の通り。

●実験2の結果:
1回目(K、ご飯おかわり)
 特に驚く様子なし。
2回目(A ご飯)
 同上。
3回目(tanuki ご飯)
 同上。
4回目(tanuki キャベツ)
 ここで大誤算!
 なんと店員は皿を受け取らずに厨房へ消えたかと思うと、キャベツ大盛りの大皿を持ってきて、
「キャベツが欲しい方はいらっしゃいますか?」
全員に尋ねてきました!
 そんな裏技があったとは、、、。
 さっきの店員がアドバイスをしたのかな?
 結局、その次にキャベツをおかわりする予定だったYが、「じゃ、僕も下さい」と言ってしまい、実験終了となりました。


●結論
 とんかつ屋では、何回おかわりしても店員の対応は変わりません。
 しかし、男6人でおかわり10回ではまだまだ甘いなと反省。
 誰か勇気のある人は、「水、下さい!」や「灰皿もうひとつ!」、「おしぼり下さい!」等をフル回転して実験して欲しいな。


管理者の意見,感想

 キャベツやご飯のお代わりは、店の方から『やっても良いよ』って言ってるサービスだから、回数が多いぐらいじゃイヤな顔されないでしょう。
 でも、最後のキャベツをドカンと持ってきた時こそ、何か面白いコトするチャンスだったんだけどね。
 ハプニングを楽しめるぐらいにならにゃ、いつまで経っても実験人見習いのままだよ。

by 神楽坂博


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