さて、ビデオカメラの用意をして、「かんぱーい」の音頭で4人は飲み始めました。
まず1口目。とても美味い。
ヘルメット「これ全部飲めそうジャン?」
楽勝、楽勝、ごくごくごく・・・・
が、1リットルほど飲んだところでみんなの顔が歪みます。
全員「「「「限界だぁ、気もちわりぃ〜!」」」」」
僕はかなりのハイペース。そして、2リットルほど飲んだところで体に異変が起きました。
急に、横隔膜が胃を突き上げてきたのです。
ぐぇっ。
ヘルメット「あっ、やべぇ、出るかも!?」
その後の、2回目の突き上げで、ちょっとイノセントしてしまいましたが、それ以上は出ません。
はぁ、早く楽になりてぇなぁ。
その時です!
ワイルド「う・・・・」
2リットル目に入ったワイルドの口から、滝が流れ出ていきました。
5回ほど、ジャージャー、とイノセントしました。
僕から出たパラダイスの香りによって、もらいイノセントしてしまったようです。
すると、すぐにワイルドの滝とパラダイスを見たグラースも、噴水と化しました。
その後も、ワイルドとグラースは、交互にもらいイノセントを繰り返していきました。
いいなぁと思いながら、僕は3リットル目の桃の天然水を飲み始めました。
そのときです。2リットル目に達したラビットから、急にパラダイスが発射されました。
ヘルメット「(俺だけジャン。)」
そう思いながら、異常にぽっこりしたお腹を見つめてぼくは、3.5リットルを飲み干しました。
その後、4リットルめを飲み干しましたが、僕の場合、チョビチョビのイノセントはあるものの、ビッグバンはありません。
っていうか、僕の腹筋が「これ以上入らないんだよ」と言うので、ワイルドの提案を飲むしかありませんでした。
それは、
ワイルド「ヘルメット、指入れろ〜!」
ワイルドは、至近距離でカメラを構えたまま僕に最終切符を切れと注文してきたのです。
僕は不本意ながら、お母さん指とお兄さん指に胃の様子を見に行ってもらいました。
ヘルメット「うごぉ〜」
僕も、やっと、天使の仲間入りYが出来ました。
いや、悪魔だったのかもしれません。
カメラを構えながら、人差し指をたててもう一回入れろと何度も命じるワイルド。
笑い転げるグラース。
笑い転げながらも、もらいイノセントをしていたラビット・・・。
その後、僕らはやり遂げた男の顔になって、「腹減ったなぁ〜」といいながらコンビニに入っていきました。