ヨッタマック
覚えておられる方はいらっしゃいますでしょうか?
マクドのビックマックをハンバーグ16枚に追加した夢のハンバーガーにてございます。
私こと宇治が『ただいま実験中!!』さんにヨッタマックが紹介されているホームページを紹介させていただいた折には、皆様からかなり高い評判を得まして、「これはよかった」と、思っておりましたが・・・
その翌日にそのホームページが閉鎖。
人によりましては、その存在すら見ることが叶わなくなり、今となりましてはヨッタマックはその伝説を語り継がれるのみにてございます。
「はて、それでいいものか・・・」
古来より、このような言葉がございます。
『伝説とは語り継ぐものではない。
創るものだ!』
と言うわけで、早速
創ってみようと思いました次第にてございます。
今、私の手元に残っておりますヨッタマックの資料は、
図1 ヨッタマック資料
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↑この、ヨッタマックの原型となりましたアメリカマクドナルドの『メガマック』の写真、
これのみです。
これにひたすらハンバーガーを追加していき、メガマック、ギガマック、テラマック、ペタマック、エクサマック、ゼッタマックと、続き、最終的に
ハンバーグ16枚を誇るヨッタマックを作るというものです。
さて、早速マクドナルドに行こうかと思いましたが、絶対に一人では食べきれないと思いましたので、会社の同僚を誘うことにいたしました。
「ヨッタマックを作りたいのですが、ご一緒していただけませんか?」
「・・・なんだ、ヨッタマックって?」
「ビックマックのハンバーグを16枚にしたハンバーガーです」
「・・・」
少々、考え込んだ後のことです。
「宇治、疲れているようだな。今日は早めに帰って病院に行きなさい」
とりあえず一人目は失敗いたしました。
二人目。
「おお、面白そうじゃないか。それはやってみよう」
「それでは、早速行きましょうか?」
「俺が行く必要ないだろ?早く買ってきて、ここで作ろうじゃないか」
「いえ、どうせ作るなら、マクドナルド店内で作ろうかと思います」
「・・・正気か?」
「はい。やはりやるからには、マクドナルド店員さんからの冷たい視線、他のお客さんの好奇の視線などを浴びながら、店内で黙々とそれを作り、後日に皆様の笑い者になるとさらに一層面白さが増すかと思います。
いかがでしょう?私と一緒に皆様の笑いものになりませんか?」
「・・・宇治、すまんが一人でやってくれ」
‥‥と、言うわけですので一人でやることにさせていただきました。
とりあえず、今回選ばせていただきましたお店は
図2 マクドナルド白島店
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‥‥で、ございます。
広島県のマクドナルドに置きましては最大の売り上げを誇り、店員のマナー、品質の管理に至りましても常に最高の評価を得る広島マクドナルドの最エリート店。
やるからには、ぜひここでとは思っておりました。
早速入店いたします。
図3 マクドナルド白島店店内
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さすがにエリート店。まだお昼時前にもかかわらず、店内はすでにいっぱいです。
これだけのギャラリーの前でヨッタマックを作れるとは至福の限りです。
しばらく時間がかかりましたが、すぐに私の番までやってきます。
「いらっしゃいませ〜。こんにちは。ご注文のほうをどうぞ」
「ビックマック1つとダブルバーガー7つ」
「はい、ビックマック1つとダブルバーガー7つですね。お会計、2058円になります。
お持ち帰りでか?」
「いえ、ここで食べます」
「はい。それでは今からおつくりいたしますのでお席のほうで、少々お待ちください」
さすが・・・エリート店の店員です。
まったく動揺しません!<
ほんの少しばかりでも動揺していただけましたら、面白さが増したかと思うのですが残念です。
マイクで厨房への指示が漏れ聞こえます。
「ダッ、ダブルバーガー7つお願いします」
本当にエリート店です。
お客が何を望んでいるか確実にしとめるとは・・・
とりあえず、ビックマック1つは作り置きがあり、それを見ながらダブルバーガー7つの到来を待ちます。
今か、今か・・・
そうこうしておりますうちにダブルバーガー7つが乗ったトレイを持ち店員さんが店内を歩き始めました。
「(ん?)」
なぜか、きょろきょろと店内を見回しています。
「はて・・・どうしたかな?」
席を立とうとしたその時でした。
「ダブルバーガー7つをご注文のお客様。おられませんか?」
「・・・私です」
「お待たせいたしました〜。ダブルバーガー7つになります。」
早くも
店中の視線が私に注目ですが、その程度を気にするようではまだまだです。
図4 ビッグマックとダブルバーガー7つ
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ダブルバーガー7つとビッグマックです。
では、
早速挑いどませていただきましょう。
図4 MEGA MAC(ハンバーグ4枚)
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たいしたことではないのですが、ここで少々問題が発生いたしました。
このとき、学校というものが夏休みに入っており、店内にいた子供たちが次々と寄ってきだしたのです。
「ねぇ、何してるの?」
「このハンバーガー食べるの?」
「何で写真撮ってるの?」
なぜか私の周りには、
異様な人だかりが出来ています。
そして、店中から、私に好奇の視線が送られています。
まるで私のことを、「ダブルバーガー7つ注文して、店内で撮影を始めた
少しおかしい人」のように見ていますが、さてなぜでしょう?
こうなることを期待してやったのですからこれは問題ないのですが、少し騒ぎが大きくなり始めました。
このままでは、店員さんにつまみ出されます。
やむを得ず、店の奥に移動しまして作業再開。
図5 GIGA MAC(ハンバーグ6枚)
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図7 TERA MAC(ハンバーグ8枚)
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図8 PETA MAC(ハンバーグ10枚)
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メガ,ギガ,テラの次がペタということはあまり知られていませんから、ピンと気づらいかもしれません。
図9 EXE MAC(ハンバーグ12枚)
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すでになんだか倒壊しそうですが、
気にしてはいけません。
図10 ZETTA MAC(ハンバーグ14枚)
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この時点で、先ほどの子供たちがまた私の元に集まり始めたのですが親たちが、
「危ないから近寄ったらだめ!」
と、言ってくれたので子供たちは私の周りから去っていき、ほっといたしました。
さて、『危ない』のはハンバーガーだったのでしょうか?、それとも「私」だったのでしょうか?
そんな細かいことを気にするようでは人間まだまだです。
さて、ついに
挑みましょうか。
図11 YOTTA MAC(ハンバーグ16枚)
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ついに完成です!
本当はさらにもう一段行きたかったのですが、見ての通り崩れそうで、私が離れている間に崩れそうでしたのでそれは諦めました。
しかし、諦めきれないことがひとつだけございました。
店の端っこでこんなことをしてることです。
何事も、どうせやるなら堂々とやるべきかと思います。
なので、ヨッタマックを持って店内を移動。なぜか妙な注目を浴びましたが、その程度でひるんではいけません。
図12 YOTTA MAC(目立つ位置に移動)
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感無量です。
この雄姿は新しく伝説を生み出してくれることかと思います。
さて、後は、これを食べるのみ・・・
どうやって食べるかなぁ・・
『捨てる』なんて邪道中の邪道。そんなことをしたら、『食べ物で遊んだだけ』ということになり、この伝説に瑕傷が残ろうというものです。
なので・・・
図13 残骸
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全部食べました。
実験結果ですが、
ビッグマック1つとダブルバーガー7つを一気に食べると気持ちが悪くなるということが分かりました。
- ●結論
- ハンバーガーは用法用量を守って、正しく頂くのがおいしい食べ方のようです。
余談ではございますがマクドナルド白島店さんには、撮影の許可を取るのを忘れておりました。
あくまでマクドナルド非公認でございますので、むやみにマネされませんようお願いいたします。