レポート提出日 | : | 2001年6月22日 |
実験日 | : | 2000年9月 |
レポート作成者 | : | チャレンジャー |
僕は高校2年の県立高校に通う学生です。
この実験をしたのは去年の9月頃。
内容は
カツアゲされる場所に選んだのは、僕がいつも利用している駅の近くにあるデパートに面した駐輪場の2階です。
そこは、夕方になるとヤンキー共が、そして夜になると暴走族がたむろするトンデモナイ場所です。
格好はできるだけ真面目に(カツアゲしやすそうに)見せるため、髪は真っ黒、ズボンも中学の時のピッチリしたのを着用しました。
そして、財布には常に2千円入れていれておきました。
そしてついにその実験を開始しました。
僕はいつも帰る時間は4時5時くらいですが、その日から6時7時に帰ることにしました。
そんな日々が一週間とちょっとすぎたある日、いつものように駐輪場にいくと、頭の悪そうな某アホ私立高校の制服を着た不良生徒が3人と一人私服の男がいて、こっちを睨んでいました。
その時駐輪場の2階には他に誰もいませんでした。
そして僕が不安と期待でドキドキしながら自転車の鍵を外していると、そのうちの一人のロンゲの不良がこちらに近づいてきて、
そこから僕は自転車に乗って、近くのコンビニの前にある電話BOXまで走らせ警察に通報しました。(カツアゲされてからこの間2分)
するとそこでしばらく待つように言われ、5〜6分待っていると警察のパトカーがサイレンを鳴らさずに(エライ)やってきて、一人の警官が僕に以下
そして駐輪場の近くに行くと他にもパトカーが来ていてその人たちとも合流。僕、警官ABCで現場に向かう。
もうあたりはすっかり暗くなっている・・・
再び駐輪場2階にいってみるとすでに不良4人はおらず、そこで警官達にカツアゲされた時の状況と犯人の特徴を簡単に説明させられる・・・
自転車を取りに来た会社員や女子高生にジロジロ見られてちょっと恥ずかしい・・
そして駅につくと、警官2人に両腕をしっかり固められた、僕から直接財布を奪ったロンゲが捕まっていた。
(ザマミロ)と思っていると、運転していた警官が、
警官「学校はどこ?」
僕 「××高校です。」
警官「へ〜ウチにもそこ出身者多いよ・・」
しばしの沈黙・・・数分後・・
僕 「学校に連絡とかっていくんですか?」
警官「君はなにも悪いことしてないんだから連絡はいかないよ。」
僕 「そうですか・・(これから悪いことするんだけどな)」
警察署に入り僕は2階の取調室らしき個室に案内された。6畳くらいあるだろうか・・。
部屋の真ん中には大きな長机とパイプイスが5,6脚あった。
僕は窓側のイスに座らされしばらく待つようにいわれる。よく見ると壁や机にたくさんの落書き・・
そんなのを眺めながら待っていると、2分後、一人の警官が入ってくる。
それから30分後(どこがもうすぐじゃ)に親父が来て、警官に挨拶などして帰った。僕が帰るときもまだロンゲの取り調べは続いていた(っていうかロンゲの両親が来てたみたい)。
帰るとき2万円くれるのかな〜と思っていたら、手続きがいろいろあるので後日渡すとのことだった。
午後7時頃メシを食べてるときに警察から電話がきて、その日のウチに警察に行き、書類にサインして2万円受けとった。
つまり・・・
『綿密な計画』とは、警官の前ではできる限りマジメで素直で気が弱そうに見せるようにしたことと。ウソをつくのは被害金額の一点にしぼったことです。
つまり、信用を最大限えようとしたこと。
『運』とははじめに捕まったのがロンゲ一人だったことです。
もし最初に全員つかまってしまい、皆が声をそろえて「取ったのは2千円だ」なんて言われたら面倒なことになっていたと思います。
これ以降しばらく僕は、いつも降りる前の駅で降りてそこからチャリで帰る生活を送りました。
見つかったら殺されかねないから。
まぁ髪も元通り茶色に戻したし、ガクランもゆったりした元のを着用してるからバレないとは思うけど・・
完璧です。 by 神楽坂博
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