夏休みも終わりに近づいてきたしなんかちょっと変わったことやってみたいよな〜と思っていたとき、友達から電話が来て「明日なんかして遊ぼうぜ〜」といわれました。
　変わったことがしたいな〜と思っていた私はふと1年ほど前に見た光景を思い出しました。

　いつものように歩道橋を渡って買い物にでも行こうかと思っていたら、なんとその歩道橋のど真中でこたつを置いて鍋を食っている２人がいたのです！！
　何かＴＶ番組のロケかと思って回りを見てもカメラは無いのです。
　鍋といえば学校の昼飯時間にみんなで材料もちこんで教室で鍋をしたぐらいです。

　その時から、「俺も変わったことがしてぇぇぇぇぇ」と思うようになっりましたとさ。

　友達と会い、変わったことと考え出して10分ほど。
　友達が「とりあえず歩道橋でなんかやれへん？人多いし。」と提案してきました。

　知ってる人は知ってるかもしれませんが大阪の天王寺のデパートへ繋がる歩道橋というのはとても人が多いです。
　そしてまた考えて10分、私が「よっしゃ、歩道橋から車釣ろうぜ！」と提案。
「よー考え付くなぁ・・・それでいこう！」

　それでいこう！とあっさりＯＫされるとは思ってなかったですがとにもかくにも挑戦することになりました・・・
　実験！ということなのでこの行為の主題を「歩道橋から車道に向かって釣りをしてみた時、周りの人の反応は！？」でいこうと思います。

　用意するものは『釣り用具一式』と『度胸』です。
　用意してはいけない物は『恥』や『恐怖』です。
　さあいってみましょう！

　朝10時ごろ現場到着。さっそく釣り用具を取り出して釣りを開始。
　餌はなぜか友達が持っていたビーフジャーキーです。
　学生は夏休みだけど普通の人は平日なのか人はそれほど多くありません。

　注意としては釣り糸はあんまり下にたらすと本当に車を釣ってしまうかもしれないのである程度の長さにとどめておきます。

　周りの人は変な目で見ています。
　この子達どうしたのかしら・・・みたいな
　笑い声も聞こえます。しかし笑ってもらえればＯＫなのです！引かないで笑ってくれぇぇぇ！
　そうしないと恥ずかしいだけでなく惨めではないか・・・！

　「釣れますか？」と声をかけてくる気さくなお兄さんがいるかもしれない！
　それを考えてクーラーボックスの中にはスーパーで買ってきた刺身のパックを入れておきました。
　完璧です！！

　幸い注意しにきたりする人はいないようです。
　とうことは歩道橋は釣りＯＫ！？

　１時間ほど経って人も少しづつ多くなってきたころ、３人の男の人から「何してんの？」と声がかかる！
　おお気さくな兄さんよ！ありがとう！
　すかさず私は「釣りです」と答える。
　しかしその兄さん達は「へぇ〜」と３人で笑いながら去っていきました。

　その後もまだ釣りを続ける。
　・・・・・・・・・虚しい。

　周りも笑う人も結構いるのだが、もう物足りないのです！
　望みがかなうとそれ以上の物を欲しがるのが人間です。

　ある程度望みがかなったところでこれでいいやと妥協する。
　それは死人の考えや・・・！（by某漫画）

　そこで私は「きたきた！大物や！」と釣り竿を重そうに引き上げる。
　引き上げた後「あー逃げられた・・・」と残念そうに言う。ちょうど餌のビーフジャーキーが下に落ちてなくなっていたので それっぽかったです。

　天王寺の歩道橋の下を走っていて突然車にビーフジャーキーが降ってきた人、ごめんなさい！。僕がやりました！

　しかし周りの反応は薄い。そろそろつらくなってきたあたりでなんと大雨が・・・！
　傘も何も持ち合わせてなかったのでそこで退散。たぶん昼の1時ぐらいだったと思います。

　刺身パックも使えず何か虚しい気持ちで帰宅。
　家で友達とダビスタやって夜まで過ごしました。

結論

• 歩道橋での釣りは禁止されていない！
• 歩道橋で釣りをした場合、たいていの人の反応は「笑う」か「冷たい目で見る」か「無視する」です！
• 自動車はビーフジャーキーが嫌いです！

えー、この実験で言いたいことは、 　「町中でアホな実験してるのを見かけたときは、一緒に乗ってあげよう」 ということです。 　あとは、『銀と金』はおもしろいなと。 　こーゆーストリート系実験って、よっぽどうまくしなきゃたいてい滑るのね。 　だから今まで手を出さなかったんよ、私は。 　みなさんも細心の注意を払って実験に励みましょう。 by 神楽坂博