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投稿実験レポートNo.014
『うまい棒』を水無しで1時間に何本食べられるか?




投稿文章

 これは忘れもしない1999年8月25日の出来事です。
 私は友達皆と伊豆のペンションに遊びに行きました。

 その行く前の打ち合わせのときに出た話題、「うまい棒を何本食べられる?」。
 ここから全ては始まった。

「水無しで?」と友人のKOSU氏。
「そう、水無しで1時間以内、しかも味はサラダ味

〜補足〜
 
 うまい棒を食べたことがある人ならわかると思うが、うまい棒は主に2種類に分けることができる。
 一つはカラメル系のタコヤキ味・ハンバーガー味・キャラメル味・納豆味である。
 もう一つはパウダー系と呼ばれる、粉末状の味付けをしたもの。
 主にサラダ味・サラミ味・チーズ味などである。

 それに対して友人のKOSU氏は、
KOSU氏 「そんなもん、40本は食えるね!」
「じゃ〜やってもらいましょうか!。出来たら1万円払うよ」
KOSU氏 「じゃ〜決行日は伊豆のペンションで!」
 ‥‥というところから実験(?)は始まった。

〜ふたたび補足〜
 
 ちなみに私は自分で以前に自分で同じ実験をしたことがありましたが、実際は22本でした。

 当日伊豆に向かう車を運転しながら、今日の実験のことでハイテンションになるKOSU氏。

「実験をやるなら途中のコンビニでうまい棒を買わないとな」
KOSU氏 「じゃ〜そこのコンビニで買うか」

 海沿いにあるセブンイレブンにてうまい棒を40本購入しようとしたところ、残念なことにサラダ味が35本しかなかった。
 そこで店員に、
「サラダ味をあと5本出して」 と注文したところ、
店員 「申し訳ありませんがこれで全部なんです」 との反応。
使えない店だなと捨て台詞を吐く。
 仕方が無いのでその店では35本で我慢をすることにした。

 ペンションが近くなり近所のスーパーにてのころ5本を買い足すことに成功。

 ペンション初日の夕飯時、ついに世紀の実験が行われた。
 ストップウォッチを片手に実験を開始する準備はできた。

 俺の開始の合図とともにKOSU氏は行きよいよく食べ始めた。
 ちなみに単純計算だと1分に1本食べれば20分おつりが来る。

 最初の15分いきよいよく食べるKOSU氏。
 しかし人間の体とは良くできているもので、20分になろうとしたときに彼の体に異変が・・・

KOSU氏 「う・・・うが・・・、体の中に別の生き物が住んでいる気がする」

 彼のなぞの言葉に意味がわかったのは、前もって実験をしていた俺だけだろう。
 それは体の中にうまいガズ(俺命名)が異常にたまってしまうのである。

 そして我慢ならずにKOSU氏のゲップ・・・

 それと同時に、部屋中に嫌な臭いが!
 部屋にいた人間が全て咳き込む・・・サラダ味の中にある。ガーリック風の臭い。
 なんとも恐ろしい臭いが部屋中に充満する

 その後彼は這いずり回りながらも少しずつ、うまい棒の量を消化していく。
 後残り5分の時点でうまい棒はあと3本!
 彼の肉体的・精神的に限界がきているのは一目瞭然である。
 はえずりまわりながら、うまい棒を口に押し込もうとする彼。

 人間の身体とはすごいもので、口に砲を入れようとした瞬間、拒絶反応で

「おえぇ〜〜〜!!」

となる。

 結局あと2本を残してKOSU氏は実験を断念することになった。


 結果として人間の限界の38本で止まってしまった。
 しかし彼の前人未到の大馬鹿者記録はギネスブックに載せていいものではないだろうか?

追伸:彼はその後うまい棒を見ると拒絶反応が起きるようです。


管理者の意見,感想

 記録、それははかないもの。
 1つの記録は、一瞬にして敗れ去られる運命にある。
 それでも人々は記録に挑む。

 ‥‥でも挑んだ場合、だいたいは玉砕するのね。
 まぁ今回も例に漏れずだけど、『体の中に別の生き物が住んでいる』は名言として残りました。
 記録ギネスブックには残らないが、記憶にはしっかり刻まれてますぜ、KOSU氏。

by 神楽坂博


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