●実験理由
その場のノリで。
●必要なもの
・文書作成ソフト
・上質紙
・プリンター
・ハイテンション●実験内容
実験をする前日、3月15日の事。卒業前ということで学級対抗球技大会が行われた。
観戦中に、ふと思いついたことがある。それは、
『マフィアとかの依頼書って実際来たらどうすんだろう？』
というしょうも無いことであった。・・・・・思いついたなら実行あるのみ。
家に帰った後、パソコンを起動。
手ごろな文書作成ソフトで、以下のような文章を作った。
『依頼書
前回の任務、ご苦労であった。
手早い仕事にはとても感心させられる。
報酬は君の口座に振り込んでおいた。
確認願いたい。
さて、今回の任務は倉庫にある物を
クライアントの元へ届けて欲しい。
詳細は例の場所で。
では、後ほど会おう。』
作っているとき、「あぁ、俺、何やってんだろ」と感じたのは言うまでも無い。
実験当日。無駄に早起きをする。
ターゲットは朝来るのが早いから、こっちはそれを上回る早さで行かなくてはならないのだ。
朝食を取り、鞄を背負い家を出た。もちろん鞄の中には『依頼書』がある。しかも『検閲済』という朱書付き！
さぁ、学校に着いたら靴箱の中にそっと投函。
・・・ラブレターみたいだな。
さぁ、やることはやった。
結果を待つのみよ・・・
待つこと数十分。突然、声が聞こえてきた。
「何やったんだ？」
「何もやってねぇよぉ！！」
来た！ しかもひっかかったっぽい！
笑いがこぼれる中、必死で堪える。
ターゲットが教室に入ってきた。
その時、ターゲットは叫んだのだ。
「犯人だ！！！！！」しまった、バレた・・・・・・・・・・・。
『何、朝っぱらから。』
「お前！これなんだよ！」
『何だよそれー。シラナイヨー』
「いいや！絶対お前だ！」
即効バレました。
とりあえず、実験は終了。●実験結果：
犯人が分かっている状態ならばすぐに突っ込みを入れてくる。
ターゲットの周りにいた友人のニヤけ顔が心に刺さる。
反省：正直、改良点は多々ある。実験を成功させるなら、ターゲットより早くに
来ていてはいけないのだ。ならば、依頼書を投函した後、外で待つ必要がありそうだ。 次回には改良し、是非成功させたい。